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クマムシ類における脳と頭部感覚器官の進化

研究課題

研究課題/領域番号 20K15857
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分45030:多様性生物学および分類学関連
研究機関山口大学 (2022)
東北大学 (2020-2021)

研究代表者

藤本 心太  山口大学, 大学院創成科学研究科, 助教 (40779758)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード超微細構造 / 電子顕微鏡 / 緩歩動物門 / 形態学 / 走査型電子顕微鏡 / クマムシ / 透過型電子顕微鏡 / 海産無脊椎動物 / メイオファウナ
研究開始時の研究の概要

クマムシ類(緩歩動物門)のうち特に形態的多様性の高い海産分類群において,頭部感覚器官の構造に関する研究例はわずかである.そこで本研究では,可能な限り網羅的に海産分類群を採集し,様々な形態の頭部感覚器官の超微細構造を透過型電子顕微鏡を主軸に観察する.そして得られた形態情報と,それぞれの生息環境に関する情報,分類群の系統関係に関する情報を組み合わせることで,クマムシ類における脳と頭部感覚器官の進化の過程と要因を明らかにする.

研究成果の概要

本研究はクマムシ類の中でも研究の進んでいない異クマムシ綱海産分類群について、その頭部感覚器官の進化を解明すべく実施した。なるべく多くの分類群について、電子顕微鏡による感覚器官内部の超微細構造の観察を試み、その結果、感覚器官内部の構造について新たな知見を得ることができた。そして異クマムシ綱に共通するパターンや分類群によって異なる部分もある程度判明した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

海産クマムシ類における頭部感覚器官の進化の全貌解明とはならなかったものの、解像度の高い、頭部感覚器官内部の超微細構造に関する新たな知見が得られたことで、異クマムシ綱海産分類群の感覚受容に関する研究の形態学的情報を充実させることができ、また汎節足動物における脳と感覚器官の進化を考えるための基礎的な情報を増やすことができた。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] イソトゲクマムシ属の1 未記載種の頭部感覚器官の内部形態について2022

    • 著者名/発表者名
      藤本 心太・Kristensen, R. M.
    • 学会等名
      日本動物学会第93回早稲田大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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