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被子植物におけるゲノム刷り込みと胚乳の倍数性の進化維持機構を解明する理論研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K15882
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分45040:生態学および環境学関連
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

入谷 亮介  国立研究開発法人理化学研究所, 数理創造プログラム, 研究員 (10843980)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード繁殖生態学 / 進化生物学 / ゲーム理論 / ゲノム対立 / 進化ゲーム / 血縁選択 / 数理生態学 / 血縁淘汰 / 開花植物 / 被子植物 / 協力行動 / 進化生態学 / 繁殖生態 / 遺伝的拮抗
研究開始時の研究の概要

我々は日々の食事の中で、フルーツや野菜といった食物を口にしますが、ヒトが獲得するカロリーの約2/3は、被子植物(開花植物)由来であると言われています。開花植物の大きな特徴のひとつは、重複受精と、ゲノム刷り込みいう、植物のなかでは開花植物にのみ見られる非常に複雑なプロセスにあります。植物種のおよそ90%が開花植物であるという事実は、重複受精によって裏付けられている可能性が示唆されています。したがって、重複受精が獲得された起源や維持機構を解明することは、地球上の植物の多様性を理解することに繋がります。本研究では、ゲノム刷り込みの影響を考慮して重複受精の進化機構を解明する理論研究を実施します。

研究成果の概要

地球上で多様性の卓越する被子植物(開花植物)の大きな特徴は、花を咲かせて花間で花粉のやりとりをするという他家受粉に加えて、(A)胚嚢(つまり母)由来の2つの細胞が2つの花粉由来細胞と融合する重複受精、(B)三倍体の胚乳に見られる、母体からの資源獲得をめぐるゲノム刷り込みにある。これらの特徴は、種子植物のうち実に90%を占める被子植物の多様性を生み出した原動力である可能性がある。その進化・維持機構を理解することは、植物全般の多様性を理解すること、そして園芸・農作物の栽培効率の向上に貢献する。本研究では、血縁選択理論に基づき、植物の繁殖生態学における謎のひとつである、胚乳の進化条件を検討した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

顕花植物はもっとも身近な生物のひとつである。庭、食卓、あるいは高山で触れる顕花植物の多様性には、目を瞠るばかりである。そうした顕花植物の進化を理解することは、基礎的な知見の蓄積だけでなく、農業効率の向上にもつながる。さらには、社会的な関心も高く、保全の対象になっている種も多く、社会的意義もある。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 植物の行動生態学2023

    • 著者名/発表者名
      種生物学会、山尾 僚、川窪伸光
    • 総ページ数
      224
    • 出版者
      文一総合出版
    • ISBN
      9784829962091
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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