研究課題/領域番号 |
20K16100
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 第一薬科大学 |
研究代表者 |
俵口 奈穂美 第一薬科大学, 薬学部, 教授 (80854728)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 聴覚障害 / e-learning / 服薬指導 / コミュニケーション / 合理的配慮 / スマートフォン / コミュニケーションカード / e-Learning / 配慮カード |
研究開始時の研究の概要 |
薬剤師の合理的配慮に基づく聴覚障がい者への服薬指導には、薬剤師が聴覚障害を理解し、聴覚障がい者との効果的なコミュニケーションによる情報提供と、外見では障害が分からない聴覚障がい者が、配慮の必要性を薬剤師に伝える事が必要である。聴覚障害の理解向上のための聴覚障害e-Learningと、聴覚障がい者が会話での配慮方法を伝える配慮カードが薬剤師の聴覚障がい者への服薬指導にもたらす効果を評価する。
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研究成果の概要 |
服薬指導での聴覚障害のある患者とのコミュニケーションのためのカード、患者情報収集や情報提供のためのツールを装備した、聴覚障がい者への服薬指導について薬剤師が学習するe-learningシステムを作成した。e-learningは、服薬指導で情報提供や患者情報収集で必要な障害への対応の実践と聴覚障がい者への服薬指導の自信を向上させた。また、e-learningは、薬剤師と薬学生が自主学習ツールとして活用できることシステムであることが示された。システムに装備した患者とのコミュニケーションのためのカードは、薬剤師と聴覚障害のある患者とのコミュニケーションを改善することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬剤師が聴覚障害、聴覚障害のある方とのコミュニケーション、聴覚障害への配慮を学ぶインターネット教材を作成し、薬剤師や薬学部の学生の自主学習用教材として活用しました。教材による学習は、薬剤師の聴覚障害についての理解を高め、聴覚障害のある患者さんへの薬についての説明、患者さんの症状の聞き取りや相談での薬剤師の聴覚障害への配慮を高めました。 聴覚障害のある方から筆談をしてくださいなど、会話での聴覚障害への配慮を伝えるカードを作成し、聴覚障害のある方へ2300セットを配布し使用状況を調査しました。教材とカードの活用は、聴覚障害のある方が薬を正しく安心して使用できることに貢献できる事が示されました。
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