研究課題/領域番号 |
20K16142
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分48040:医化学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
アニシモフ セルゲイ 新潟大学, 医歯学系, 特任助教 (70867572)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | USP10 / Nrf2 / p62 / Parkinsons disease / Neurodegeneration / Synuclein / Tau / G3BP1 / α-synuclein |
研究開始時の研究の概要 |
Accumulation of Tau or α-synuclein (αS) protein oligomers is toxic to neurons and cause neurodegeneration. The aim of study is to elucidate how G3BP1, USP10, p62 proteins control toxicity of Tau and αS oligomers by using cultured cells, mouse models and patient brains samples.
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研究成果の概要 |
パーキンソン病は、脳の黒質におけるドーパミン作動性神経細胞の細胞死を特徴とする。私たちは、ドーパミン神経細胞由来の細胞株において、USP10タンパク質が抗酸化遺伝子群の転写活性化因子であるNrf2を活性化し、ドーパミンによる活性酸素の産生と細胞死を抑制することを発見した。その際、USP10はリン酸化p62(p62/Ser-349)の量を増加させ、このp62/Ser-349がNrf2の抑制因子であるKeap1の分解を誘導し、Nrf2を活性化していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
酸化ストレスは、パーキンソン病を始めとする、多くの神経変性疾患の病因や病態に関与している。今回の成果は、USP10が神経細胞の抗酸化活性を活性化する重要な因子であることを明らかにした。また、USP10が酸化ストレスに起因する疾患の治療標的として有望であることも示した。
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