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微量なEGFR T790M遺伝子変異肺癌の臨床的意義の解明と新たな検出手法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 20K16336
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50010:腫瘍生物学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

立松 勉  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (40721874)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードT790M / EGFR / lung carcinoma / 肺癌 / EGFR遺伝子 / T790M変異
研究開始時の研究の概要

EGFR遺伝子変異肺癌に対する分子標的薬治療は臨床的に高い成果をあげているが、多くの症例で治療中に薬剤耐性化することが問題となっている。EGFR遺伝子T790M変異は耐性の主な原因遺伝子の1つであり、分子標的薬治療中に二次的におこる薬剤耐性遺伝子変異といわれている。こうした中、我々は微量な変異の検出ができるCAST-PCR法を用いて分子標的薬未治療の肺癌検体にも微量ながらT790M変異が含まれる検体があることを突き止めた。本研究ではEGFR遺伝子変異肺癌切除検体中のT790M変異頻度や変異率を調査し、予後不良因子となりうるかを検討するとともに、T790M変異の新たな検出法の確立を目指す。

研究成果の概要

EGFRチロシンキナーゼ阻害剤未治療EGFR遺伝子変異陽性肺癌切除例210例について微量なT790M変異が検出可能なCAST-PCRを施行した所、66例に微量なT790変異が検出され、T790M変異陽性率は31.4%であったことが示せた。また、微量なT790M変異の有無によって術後再発率および術後生存率に有意な差は認めないことから、予後への影響はない可能性が示せた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

一般的なPCRで検出できなかった微量T790M変異をCAST-PCRで検出しえた。T790M変異を有する症例は31.4%に認め、比較的多いことが判明した。EGFR遺伝子変異陽性肺癌の最適な薬物治療を検討する上で重要なデータであり学術的意義があると考える。より微量な遺伝子変異を検索実際の臨床で第1~3世代のどのEGFR-TKI(第1-3世代)の選択する際に重要なデータになりうる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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