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脊髄小脳失調症6型の病態メカニズム解析とケミカルバイオロジーによる創薬開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K16484
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分51030:病態神経科学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

申 民京  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, プロジェクト助教 (60738566)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワード脊髄小脳失調症6型 / SCA6 / 新規オートファジー / ポリグルタミン酸 / オートファジー / 低分子化合物
研究開始時の研究の概要

本研究では、1オートファジー誘導化合物が、SCA6モデルマウスにおけるポリグルタミンタンパク質の分解や症状改善に有効であるか検討する。2)マウスレベルで有効であったオートファジー誘導化合物に関して類縁化合物を合成し、構造活性相関情報を得ることで、高活性化合物を開発する。また、3)構造活性相関情報をもとに標的探索プローブを合成して、化合物の分子標的を同定する。

研究成果の概要

本研究では脊髄小脳失調症6型(SCA6)の原因遺伝子産物であるCav2.1-polyQとα1ACT-polyQの発現が、オートファジーにより制御されているかについて解析を行った。Cav2.1-polyQ と α1ACT-polyQをそれぞれ発現させた細胞に、本研究で同定したオートファジー誘導化合物(TMD-6)を投与した結果、 両polyQの発現低下が確認された。さらに、SCA6のモデルマウスの脳内にTMD-6を注入したところ、ポリグルタミン病症状の緩和が確認された。これらの結果から両PolyQがオートファジーにより制御されていることを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究結果より、SCA6原因遺伝子産物であるCav2.1-polyQおよびα1ACT-polyQの両polyQタンパク質がオートファジー誘導により減少することが明らかになった。この結果から、これまで治療法の確立されていないSCA6に対してオートファジー誘導が有効であり、治療薬開発に応用できると考えられる。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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