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新たな神経疾患治療の開発に向けた骨髄間葉系幹細胞治療の免疫修飾機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K16554
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関札幌医科大学

研究代表者

横川 和樹  札幌医科大学, 医学部, 助教 (30781273)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード間葉系幹細胞 / アルツハイマー病 / 多発性硬化症 / βアミロイド / 筋萎縮性側索硬化症 / ミクログリア / アミロイドβ
研究開始時の研究の概要

骨髄間葉系幹細胞(BMSC)の移植治療は脊髄損傷に対して臨床使用が開始されており、神経変性疾患にも応用が期待されている。我々はBMSC治療のアルツハイマー病(AD)モデルマウスに対する有用性を報告し、その治療メカニズムの一端としてミクログリア機能の変化が関与することを明らかにしつつある。移植されたBMSCは脳内への生着を認めなかったので脳外での治療メカニズムの関与を考慮している。本研究ではミクログリア機能だけでなく、脳外の免疫系への作用についても検討を行う。また筋萎縮性側索硬化症や多発性硬化症のモデル動物に対するBMSC治療介入を試み、広く神経疾患や神経免疫疾患への応用実現性を広げる。

研究成果の概要

我々は骨髄間葉系幹細胞(BMSC)治療のアルツハイマー病(AD)モデルマウスに対する有用性を報告し、ミクログリアにおけるCD14の発現促進を介してβアミロイド貪食作用を促進することを示した。今回は治療メカニズムの詳細をさらに検討すること、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症(MS)などのモデルにおいてもBMSC治療を行い、末梢血のリンパ球解析などを通して治療メカニズムを検討することを試みた。BMSC治療によってADモデルマウス脳やIn vitroのミクログリア株細胞においてApoEの発現が促進することを示した。MSモデルとして自己免疫性脳脊髄炎モデル作成を試みたが安定したモデル作成に至らなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

BMSCはGVHD・脊髄損傷・脳梗塞などで臨床使用が開始されており、本学はBMSC治療のノウハウや品質管理・安全性の面で実績がある。神経疾患に関しては筋萎縮性側索硬化症患者への臨床治験も進めている。本研究の成果により神経変性疾患における疾患修飾作用のメカニズムの一つを明らかにし、臨床応用へさらに近づいたものと考える。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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