研究課題/領域番号 |
20K16601
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
音成 秀一郎 広島大学, 病院(医), 助教 (70847996)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 脳機能 / 脳波 / 生態信号 / 運動皮質 / 広帯域脳波 / 脳機能マッピング / 運動準備電位 / ERS / ERD / てんかん / 皮質脳波 / 広帯域皮質脳波 / 内因性脳活動 / 皮質電気刺激 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は難治部分てんかん患者の根治療法であるてんかん焦点切除術の術前脳機能評価として、内因性脳活動を広帯域皮質脳波を用いることで、侵襲性のある皮質電気刺激脳機能マッピングに依存しない、精度の高い脳機能マッピングの手法としての確立を目指し、術後機能障害の出現を事前に予測し得る生体信号限界値を明らかにすることを目的とした。さらには、本手法の普及に向けたマッピング手法としての標準化のために多施設共同研究を行うことで、手法の精度と実用性を示すことを目指す。
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研究成果の概要 |
難治部分てんかんの唯一の根治療法であるてんかん焦点切除術において、いかにてんかん焦点を完全に切除し、かつ術後脳機能障害を回避するかという命題のため、本研究は非侵襲的手法として広帯域皮質脳波を用いた運動関連生態信号の解析により、術後機能障害の出現を回避する生態信号限界値を明らかとする手法の確立を目指し検討を行った。今後はさらなる症例の蓄積にて術後後遺症と生態信号間の限界値としての相関を明らかにすることで、薬剤難治てんかん患者の転帰改善が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
難治部分てんかんの唯一の根治療法であるてんかん焦点切除術において、いかにてんかん焦点を完全に切除し、かつ術後脳機能障害を回避するかが最重要課題である。本研究は非侵襲的手法として広帯域皮質脳波を用いた運動関連生態信号の解析により、術後機能障害の出現を回避する生態信号限界値を明らかとする手法の確立を目指し検討を行った。今後はさらなる症例の蓄積にて術後後遺症と生態信号間の限界値としての相関を明らかにすることで、薬剤難治てんかん患者の転帰改善が期待される。本研究の治験が同手術での術後脳機能温存に寄与できれば累計発症率135人/10万人の薬剤難治てんかん患者の転帰改善が期待される。
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