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一卵性双生児統合失調症不一致例から発見されたDPD活性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K16666
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関東京大学

研究代表者

西村 文親  東京大学, 相談支援研究開発センター, 講師 (20758990)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード遺伝 / 統合失調症 / 一卵性双生児不一致例 / 発現解析 / エクソン解析 / 一卵性双生児統合失調症不一致例 / DPYD / DPD活性 / mRNA発現解析 / メチル化解析 / 一卵性双生児
研究開始時の研究の概要

本研究では、一卵性双生児統合失調症不一致例から候補遺伝子として考えられるDPYDがコードするDPDについての活性を測定し、統合失調症患者におけるDPD活性の低下の有無の検討を行う。DPD活性の測定については、DPD活性の低下を認めた患者については、DPYDの塩基配列変異やエクソン欠失の有無などの探索を行う。

研究成果の概要

一卵性双生児統合失調症不一致例リンパ芽球様細胞の発現解析からDPYDが統合失調症候補遺伝子であることを見出していた。末梢血からリンパ芽球様細胞を作製し、DPYDの発現解析を統合失調症群と健常対象群に対して行った。発現解析の結果では、DPYD発現量に有意差を認めなかった。男女別に解析を行うと、女性群において、GAPDH補正において有意となったが、不一例のmRNA発現解析の結果とは逆方向である統合失調症女性患者群において発現量が高いという結果となった。また、不一致例においてエクソン解析を行い、DPD活性に影響を与えるようなDPYDエクソン領域の塩基配列の差異は双生児内で明らかとならなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

統合失調症の候補遺伝子が増大し続ける中で、一卵性双生児統合失調症不一致例という別手法を用いて、見出した候補遺伝子であるDPYDについて、近年のゲノム研究で候補遺伝子として、度々報告されている。一卵性双生児統合失調症不一致例の結果について、統合失調症の他のサンプルについて検討を行い、DPYDが候補遺伝子であるという結果を追試することはできなかった。ただし、一卵性双生児不一致例から分子生物学的差異の存在が明らかになっており、DPYDが有力な候補遺伝子であることに変わりはなく、今後も検討を行い、精神疾患の病態解明の試みを行っていく必要があると考えられた。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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