研究課題/領域番号 |
20K16691
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
松本 浩史 千葉大学, 医学部附属病院, 主任診療放射線技師 (60745230)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 川崎病 / MRI / Vessel wall imaging / 冠動脈瘤 / 血管壁 / Vessel wal imaging |
研究開始時の研究の概要 |
川崎病で発生する冠動脈瘤は、時に瘤内に血栓を形成する。MRIを使用した血管壁イメージングは、血栓の有無、血管壁の性状を非侵襲的に評価する方法として注目されている。 申請者らは川崎病性冠動脈瘤において血流の状態によっては壁肥厚や血栓と見分けがつかないアーチファクト(偽像)を発生させることがあり、血管壁の性状を正確に描出できないことを明らかにした。そこで本研究において、位相補正反転回復法(phase-sensitive inversion-recovery: PSIR)にT2プレパレーションパルスを組み合わせる新規撮像法によって、アーチファクトのない冠動脈血管壁イメージングの確立をめざす。
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研究実績の概要 |
川崎病性冠動脈瘤において、T2prep-PSIR法を使用したアーチファクトのない血管壁磁気共鳴イメージング(MRI)手法の確立を目指し研究を行っている。2D収集のT2prep-PSIR法の撮像条件をメーカー開発者と検討して設定を行い、臨床応用が可能なレベルへ画質を引き上げた。臨床画像の検討においてはコロナ禍の影響もあり症例数は伸び悩んだが、統計解析ができる数で検討することにした。 令和4年4月にT2prep-PSIR法と対比するための従来法である高速スピンエコー法についての論文がアクセプトされた。本題であるT2prep-PSIR法の開発については、9症例22血管部位で高速スピンエコー法と比較評価を行った。具体的には、2D収集で得られた両方の画像において画像診断医師により血管壁の描出能について定性評価を行い、T2prep-PSIR法の方が良好な結果が得られた。また、血管内腔面積を測定した定量評価についてもT2prep-PSIR法の方が正確な測定が得られることがわかった。 本研究の追加検討(ステップアップ)項目として、1)広範囲の評価が可能となる3D収集、2)圧縮センシング技術を用いた高速化、3)高い信号強度が得られる3テスラMR装置の使用を挙げていたが、進捗状況を考慮して本研究期間においては当初の最低限の目標である1.5テスラMR装置で行った2D収集の検査のみで論文発表を行うことにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
臨床データの定性および定量評価が終了して、現在発表に向けて準備中であるため
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は得られた臨床データをもとに論文投稿を行う。本研究の追加検討(ステップアップ)項目として、1)広範囲の評価が可能となる3D収集、2)圧縮センシング技術を用いた高速化、3)高い信号強度が得られる3テスラMR装置の使用を挙げていたが、本研究期間においては当初の最低限の目標で ある1.5テスラMR装置で2D収集を使用して研究成果をまとめることにした。
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