研究課題/領域番号 |
20K16747
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 北里大学 (2021-2022) 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) (2020) |
研究代表者 |
我妻 慧 北里大学, 医療衛生学部, 講師 (40738283)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 認知症 / アルツハイマー病 / PET / 定量評価 / 神経原線維変化 / 核医学 / 陽電子放出断層撮像 / 標準化 / 画質評価 / タウ蛋白 / タウPET / ファントム |
研究開始時の研究の概要 |
アルツハイマー型認知症(AD)の原因物質の一つであるタウ蛋白病変を画像化するタウPETイメージングは、ADの進展の把握、治療方針の決定、根本治療薬の開発に貢献すると期待されている。現在、撮像条件の異なる複数種類のタウPET薬剤が開発されており、標準的な撮像法など明らかとなっていない。本申請研究ではタウPET専用の評価用ファントムを製作し、あらゆるタウPET薬剤の撮像条件を網羅した画像作成条件を設定することを目的とする。本申請研究を遂行することによって、本邦から先んじて画質、定量性が標準化された再現性の良いタウPET画像を提供でき、横断的かつ縦断的な認知症研究に貢献することができる。
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研究成果の概要 |
タウPETの画像再構成条件を決定するためのタウPET専用ファントムを開発した。タウPET専用ファントムは従来の脳PETで利用されるファントムよりも簡便に作成することができ、一度のPET撮像で脳PET画像の画質(コントラスト、ノイズ)や定量性を評価することが可能であった。タウPET専用ファントムを使用することでタウPETの画像再構成条件を最適化でき、標準化に寄与する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タウPETはアルツハイマー病の重症度評価、治療方針の決定、治療効果判定などの利用に期待されている。これらの目的のためにタウPETを利用するならば、タウPETは縦断的、横断的に利用される事となり、タウPET画像は定性的・定量的に再現性の良い画像が要求される。タウPET専用ファントムでタウPETの画像再構成条件を最適化することができれば、タウPETイメージングの標準化に大きく寄与すると考える。
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