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ヒト化肝臓マウスにおける肝動態の調査とマイクロイメージングバイオマーカーの確立

研究課題

研究課題/領域番号 20K16807
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関東京慈恵会医科大学 (2021-2022)
公益財団法人実験動物中央研究所 (2020)

研究代表者

吉丸 大輔  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (10795199)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードMRI / Liver / 肝臓MRI / 高磁場MRI / マウスMRI / 拡散強調画像 / 肝臓イメージング / 超高磁場MRI / ヒト化肝臓マウス / MRSpectroscopy / QSM
研究開始時の研究の概要

本研究では、ヒト化肝臓マウスを対象とし、7T MRIシステムとマイクロCT装置によるマルチモーダルイメージング法を用い、多角的にヒト肝細胞が定着した肝臓の血行動態、薬物動態の解析、評価を行う。 in-vivoでの血行動態は画像診断でのみ可能であり、その動態を評価することで、さらなるヒトとの相同性評価が可能となる。さらに臨床では時間的侵襲性や装置性能から得ることが難しい。このため、前臨床研究による高分解能かつ詳細なイメージングにて、細胞変性や浸潤、脂肪酸やグリコーゲンの代謝や分布などを明らかにし、創薬開発、評価に役立てることを目指す。

研究成果の概要

本研究は、野生型とヒト化肝臓マウスを対象とし、7T-MRIを用いて高分解能マルチコントラストイメージを取得した。正確な肝臓機能イメージングを確立するために、肝細胞レベルでの水分子の動きを複数の幅、方向で検出できるようパラメータを調整し、肝細胞周囲水分子の特異的な方向への異方性を示すことができた。さらに生体の肝組織における水分子の拡散情報から肝機能を予測する際に、灌流の影響を考慮し、十分に高いb値が必要であることがわかった。マウスのヒト化肝臓は、びまん性のT2延長と拡散係数の上昇が見られた。ヒト化肝臓マウスを対象とした初めてのイメージング研究として、ヒト化肝臓の詳細を明らかにすることができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

臨床においては評価が難しい、本質的な肝細胞レベルでの水分子の拡散の影響を評価することができた。さらに、肝臓そのものがヒトの肝臓に取って代わるヒト化肝臓マウスにおいて、初めてのイメージング研究として、ヒト化肝臓の詳細を明らかにすることができた。本結果は、肝細胞変性など、肝疾患のイメージング評価の基礎となるデータである。さらに、ヒト化肝臓モデルをイメージングとして、構造、機能を明らかにすることで、創薬などの臨床へのフィードバックへの貢献が十分に期待できる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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