研究課題/領域番号 |
20K16894
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
梶谷 尚世 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (00513087)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 低フォスファターゼ症 / 組織非特異的アルカリフォスファターゼ / ミトコンドリア / ALPL遺伝子 / ALPL / アルカリフォスファターゼ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、低フォスファターゼ症の包括的な病態理解と新規治療法の開発に向けて、未だ十分に理解できていない細胞内のアルカリフォスファターゼが骨形成に寄与する分子メカニズムの解明を目的とする。また骨形成以外にも、発達障害やてんかんなど神経系の症状を呈するメカニズムの解明にも努める。本研究で得られる成果は、現在の低フォスファターゼ症に対する酵素補充療法に換わる新規治療法を見出すための重要な基盤情報を築くものと期待される。
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研究成果の概要 |
本研究は、低フォスファターゼ症(HPP)における新規治療戦略の確立を目指し、その原因である組織非特異的アルカリフォスファターゼ(TNALP)の生物学的機能をより詳細に理解することを目的とした。そのために未だ知られていない細胞内でのTNALPの機能解明を試みた。その結果、これまで研究されてきた細胞膜表面だけでなく、ミトコンドリアにも局在していることが明らかとなった。そこでミトコンドリア機能におけるTNALPの役割を調べるため、TNALPを欠損させたヒト骨肉腫細胞株を作製し、ミトコンドリアの呼吸機能の解析を行ったが、顕著な差違は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、唯一の治療法である酵素補充療法は、長期的な投与により中和抗体が産生されその効果が薄れてしまうこと、骨形成以外の症状には効果がないことなどが問題となっている。また、骨形成についても酵素補充療法の効果は部分的であるため、患者のQOL向上を目指した新規治療戦略の確立が望まれる。そのためには、まずHPPの原因であるTNALPの生物学的役割を詳細に理解し、治療の標的分子を明らかにすることが重要であると考えられる。したがって、本研究のような基礎生物学的なHPPの病態理解を目指した研究は、学術的、社会的観点から見ても意義は大きい。
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