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大腸癌におけるマルチキナーゼ阻害薬の腫瘍微小環境と腫瘍免疫への作用の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K16969
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

茂田 浩平  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (30528790)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード大腸癌 / 腫瘍免疫 / 腫瘍微小環境 / Multi kinase inhibitor
研究開始時の研究の概要

近年,免疫チェックポイント阻害薬を主体とした免疫治療の有効性が様々な癌腫で報告されたが,大腸癌では全体の10%未満に対してしか効果が認められず,大多数の大腸癌患者ではその効果を実現できていない.最近,大腸癌を対象とした臨床試験でMulti kinase inhibitorと抗PD-1抗体の併用により,免疫療法の効果がないとされる大腸癌患者において初めて免疫治療の効果が認められた.本研究では,大腸癌肝転移巣におけるMulti kinase inhibitorの腫瘍微小環境への変化と腫瘍免疫の活性化を分子生物学的に検証し,その治療メカニズムを解明する.

研究成果の概要

本研究は大腸癌におけるMulti kinase inhibitorの腫瘍微小環境への変化と腫瘍免疫の活性化を分子生物学的に検証することを目的とした研究を行っている.マウス大腸癌細胞株であるCT-26を用い,肝転移モデルとして肝臓に直接注入する肝注モデルとより臨床における肝転移の形成に近似した門脈から癌細胞が流入する脾注モデルの二つをマウス由来大腸癌肝転移モデルとして使用した.Regorafenib投与によるin vivo実験を行い,凍結切片を用いてCD8陽性T細胞と血管内皮細胞の分布について蛍光免疫染色で検証中である.大腸癌肝転移モデルを用いてさらなる腫瘍免疫活性化の仕組みを解明する.

研究成果の学術的意義や社会的意義

新規治療として確立されつつある免疫治療が脚光を浴びているが,免疫治療が有効な大腸癌患者は10%未満とされ,大腸癌における免疫治療のさらなる開発が必要とされている.大腸癌における腫瘍免疫活性化のメカニズムの解明は需要な課題であり,本研究にて確立された人の大腸癌肝転移の発生機序に類似したマウスモデルを確立したことは大きな意義がある.今後はマウスモデルを用いたメカニズムの解明を進めていく.

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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