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がん免疫療法研究に寄与する革新的な肝胆膵がん免疫系ヒト化マウスモデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K17044
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

丹尾 幸樹  金沢大学, 附属病院, 助教 (80807397)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード肝胆膵がん / がん免疫療法 / ヒト化マウス / PDXマウスモデル / iPS細胞 / シンジェニックマウスモデル / がん免疫 / 免疫チェックポイント阻害剤
研究開始時の研究の概要

肝胆膵がんは、代表的な難治がんであり、有効な治療法開発が求められている。近年、免疫チェックポイント阻害剤を始めとするがん免疫療法の、肝胆膵がん領域への応用が期待されており、その治療評価に最適な動物モデル開発が求められている。本研究では、同一患者から得られたがん組織と血液細胞由来iPS細胞を用い、革新的なヒト肝胆膵がん免疫マウスモデルを開発し、各患者毎のがん免疫療法に対する効果を評価する。

研究成果の概要

8種類の肝胆膵がん由来PDXモデルを作製した。その内2種類の新たな膵がん細胞株を樹立した。腹水中の膵がん細胞を由来とする細胞株は皮下腫瘍の他に腹膜播種モデルとしても使用可能であった。PDXモデルが作製し得た2症例の末梢血液からiPS細胞を樹立し、培養皿上で造血幹細胞への分化誘導を行った。iPS細胞由来造血幹細胞の移植による肝胆膵がん免疫系ヒト化マウスモデルの確立は期間内に達成できなかったが、がん免疫研究のプラットフォームとなる新規肝がんシンジェニックマウスモデルを開発した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

肝胆膵がんに対する薬物治療効果は未だ十分ではなく、免疫チェックポイント阻害剤などがん免疫療法にかかる期待は大きい。そのため、がん免疫療法の効果を正しく評価できる実験動物モデル開発が必要と考えられている。研究期間内には同一患者を由来とするがん検体と免疫細胞を有するがん免疫系ヒト化モデルの確立は達成し得なかったものの、将来の作製資源となる数種類のPDXモデルの作製ならびに同一患者からのiPS細胞樹立を行った。さらには造血幹細胞分化誘導の知見を得た。また、がん免疫研究のプラットフォームとして新規肝がんシンジェニックマウスモデルを開発した。本モデルは今後のがん免疫研究に有用なモデルとして期待される。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Efficacy of VEGFR2-targeted therapy after atezolizumab and bevacizumab combination therapy in hepatocellular carcinoma2023

    • 著者名/発表者名
      Nio K, Sugiyama G, Okada H, Yamashita T
    • 学会等名
      AASLD 2023
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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