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難治性好中球性ぜん息における補体を介したM2マクロファージ活性機序の解明と治療

研究課題

研究課題/領域番号 20K17235
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関久留米大学

研究代表者

徳永 佳尚  久留米大学, 医学部, 助教 (60832722)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード気管支喘息 / マクロファージ / サブセット / 気管支ぜん息 / M2マクロファージ / CD163 / マウスモデル / 補体 / 治療抵抗
研究開始時の研究の概要

好中球性ぜん息の病態解明は未だ不明な点が多い。一方マクロファージは、補体が表面受容体と結合することで活性化し、好中球炎症を惹起させることが報告されている。おそらくこれらの好中球炎症にはM2様マクロファージの関与が推察されるが、詳細は不明である。申請者は、CD163陽性M2様マクロファージの活性化に伴うぜん息の好中球気道炎症は補体活性依存性ではないかと仮説をたてて研究を遂行する予定である。

研究成果の概要

気管支ぜん息死患者群の肺の病理組織においてコントロール群に比較して、有意にCD163陽性のM2様マクロファージが増加していた。マウスモデルにおいてM2様マクロファージKnock-outマウスは野生型に比較して有意に気道過敏性の亢進が抑制され、気管支肺胞洗浄液(BALF)中の好中球や好酸球数も低下していた。BALF中マクロファージ数は好中球数と有意に負の相関を認めた。わたしたちの結果からD163陽性のM2様マクロファージは好中球性炎症を惹起し、気管支ぜん息の難治化に関与していると考えられた。ただし補体とM2様マクロファージおよび好中球炎症との関与を見出すことは出来なかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本では重症ぜん息と考えられているのは約50万から100万人いると推測されている。好中球性ぜん息は、非タイプ2ぜん息として、治療に難渋することが多いとされる。わたしたちの結果は、好中球性ぜん息の病態解明に貢献し、新たな治療法の開発に役立つと考えられる。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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