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転写因子SOX2による皮膚虚血再灌流障害(急性期褥瘡)における 制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K17340
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関群馬大学

研究代表者

内山 明彦  群馬大学, 医学部附属病院, 講師 (90760538)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード転写因子 / SOX2 / 皮膚虚血再灌流障害 / 急性期褥瘡 / 酸化ストレス
研究開始時の研究の概要

本研究は皮膚に生じる床ずれ(褥瘡)に対する研究です。今回、私たちは遺伝子発現を制御する転写因子の1つであるSOX2に着目して検討を行います。皮膚組織に発現させたSOX2が褥瘡発症の際に生じる酸化ストレスをどのように制御するかを解明することを目的としています。今回の研究により褥瘡に対する新しい治療開発が期待されます。

研究成果の概要

本研究では未だ有効な治療方法が確立されていない急性期褥瘡(皮膚虚血再灌流障害)における転写因子SOX2に着目した新たな治療の開発を目的とした。
野生型マウスと皮膚表皮細胞特異的SOX2過剰発現マウスを用いた検討を行った。皮膚虚血虚血再灌流障害の後にSOX2の発現が上昇すること、また皮膚表皮細胞にSOX2を高発現させることで皮膚虚血再灌流後に生じる潰瘍形成が有意に縮小することを発見した。その機序として酸化ストレスや血管傷害、炎症性サイトカイン、炎症細胞浸潤を抑制することを見出した。今後は本研究を発展させるため、SOX2のターゲットを見出して臨床応用の礎となる研究を行う。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本邦では今後も高齢化が進み褥瘡の発症リスクは増加の一途を辿ると考えられる。本研究成果によって、これまで発症予防に確立した治療がなかった急性期褥瘡において潰瘍形成を防ぐ新たな治療を開発することが出来れば難治性の褥瘡を発症する患者数や医療費の減少が期待できる可能性がある。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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