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蚊刺過敏症に対するEBV由来miRNAの寄与とその分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K17362
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関東海大学

研究代表者

宮竹 佑治  東海大学, 医学部, 特任助教 (30868881)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード蚊刺過敏症 / BART / EBV / IL-13 / EBウイルス / miRNA / アレルギー
研究開始時の研究の概要

エプスタイン・バール・ウイルス(EBV)はヒトに広く潜伏感染しており、様々な疾病に関与する。EBV 関連疾患の蚊刺過敏症は予後不良なNK 細胞腫瘍に進展するため、その発症機構の解明は急務である。EBV由来のマイクロRNA(miRNA)は免疫制御に重要であり、蚊刺過敏症おいても重要な役割を担うと考えられる。本研究ではEBV由来miRNAによってアレルギーが惹起される細胞を同定して、その標的遺伝子を解析する。そしてEBV由来miRNA発現マウスへの蚊刺過敏症の誘引実験および患者検体中におけるEBV感染細胞での遺伝子発現からEBV由来miRNAの蚊刺過敏症における重要性を証明する。

研究成果の概要

EBウイルス感染が関与する蚊刺過敏症とEBウイルスに特有の小分子RNAであるBART遺伝子群との関係を解明するため、BART遺伝子を全身性に発現するマウスを作出したところ、激しい皮膚掻痒と血中IgE濃度の上昇が見られた。次にCre-loxPシステムによりBART遺伝子を血液系細胞特異的に発現するマウスを作出したが、著しい反応は観察できなかった。また蚊唾液腺抽出物の単回投与では激しい反応は見られなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

EBウイルス由来因子の中でも小分子RNA群のBARTが免疫反応やアレルギー様症状に対して一定の役割を担っていることを示した本研究は、発症機序が未知であるEBウイルス関連疾患の理解を深めるものである。また、本研究で作出されたBARTを組織特異的に発現するマウスは今後のEBウイルス関連疾患の分子機序を解明するうえで非常に重要なものである。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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