• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

シェーグレン症候群唾液腺におけるTLR7シグナル活性および機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 20K17445
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

清水 俊匡  長崎大学, 病院(医学系), 助教 (40770467)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードシェーグレン症候群 / TLR7 / Toll-like receptor 7 / 唾液腺
研究開始時の研究の概要

シェーグレン症候群(SS)の小唾液腺中の導管および浸潤している形質細胞様樹状細胞中のTLR7およびⅠ型インターフェロン関連の下流シグナル活性を認めることを証明した。SS唾液腺炎におけるTLR7活性の関わりをより多角的に検討するため、小唾液腺組織における他の浸潤細胞のTLR7活性の検討、また唾液腺培養上皮細胞におけるTLR7活性、SSモデルマウスを用いたTLR7活性抑制治療効果等検討する。

研究成果の概要

シェーグレン症候群(SS)の病態における自然免疫の役割が注目されている。SSの唾液腺上皮細胞に対してToll-like receptor(TLR)7のリガンド刺激で、I型インターフェロン活性シグナルに加え、MHC class Iの発現増強、またSSの自己抗原の一つであるRo52の発現増強を認めた。さらにMHC class Iを介した抗原提示の際に必要なMHC class I peptide-loading complexの構成蛋白の発現増強をSSの唾液腺組織中の導管上皮、またTLR7リガンド刺激後の唾液腺上皮細胞で確認した。以上からTLR7シグナル活性が抗原提示に関わることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

シェーグレン症候群の病態に関与する免疫機構の異常はいまだ不明な点が多く、十分な治療薬も存在しない。T細胞、B細胞異常などの獲得免疫異常が中心と考えられていた中で、その上流機構にあたる自然免疫の関与をとくに本疾患の炎症の主座である唾液腺を用いて検討した。その点で本検討はシェーグレン症候群の免疫活性のとくに発症早期の機序の解明の一助になると考える。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Role of the Innate Immunity Signaling Pathway in the Pathogenesis of Sj?gren’s Syndrome2021

    • 著者名/発表者名
      Shimizu Toshimasa、Nakamura Hideki、Kawakami Atsushi
    • 雑誌名

      International Journal of Molecular Sciences

      巻: 22 号: 6 ページ: 3090-3090

    • DOI

      10.3390/ijms22063090

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi