研究課題/領域番号 |
20K17474
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54030:感染症内科学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
森田 奈央子 愛知医科大学, 医学部, 助教 (20815881)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | RSウイルス |
研究開始時の研究の概要 |
RSウイルスは、高率に細気管支炎、肺炎などに移行し重症化する。この病原性は、自然免疫からの逃避によると考えられるが、既知の自然免疫機構だけでは説明できない。近年、呼吸器ウイルスに重要な自然免疫としてインフラマソームが注目されている。当研究室では、近縁のウイルスのアクセサリー蛋白質に、インフラマソーム抑制能が保存されていることを見出した。そこで本研究では、アクセサリー蛋白質を欠失した組換えRSウイルスを作製し、インフラマソーム抑制能への影響を検討する。
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研究成果の概要 |
本研究では、RSウイルスによるインフラマソーム活性化のメカニズム解明を試みた。各RSウイルスタンパク質について、インフラマソームへの影響を調べた結果、あるウイルスタンパク質単独でインフラマソーム活性を促進することを見出した。さらにそのタンパク質の一部のドメインのみで同様の活性を認めたことから、活性化に関わる機能領域を特定することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RSウイルスは、インフラマソームを過剰に活性化させることが重症化の一因になることが分かってきている。今回、そのメカニズムとして、活性化に関わる領域を特定した。今後、さらに詳細なメカニズムを明らかにすることで、その領域をターゲットとした治療薬などへの開発に貢献できると考える。
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