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β細胞におけるプリン受容体シグナルが細胞内代謝・インスリン分泌に与える影響の解析

研究課題

研究課題/領域番号 20K17515
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関京都大学 (2022)
九州大学 (2020-2021)

研究代表者

内田 啓一郎  京都大学, 高等研究院, 特定研究員 (80869701)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードVNUT / マクロファージ / β細胞 / ATP分泌 / インスリン分泌 / 細胞内代謝 / プリンシグナル
研究開始時の研究の概要

この飽食の時代において、国内のみならず世界的にも糖尿病患者数は増加しており、その対応が急務である。本研究はATP分泌の欠如がプリン受容体を介し細胞内代謝を変化させインスリン分泌を増加させたとの仮説に基づき、VNUT欠損インスリン分泌細胞株を作成、メタボローム・トランスクリプトーム解析を用いてその変化を掌握し、インスリン分泌におけるプリンシグナルの役割を明確化することを研究目的とする。

研究成果の概要

本研究は、ベータ細胞におけるプリン受容体シグナルがインスリン分泌に与える影響に着目し、メカニズムの解明を目指したものである。膵ランゲルハンス島のトランスクリプトーム解析からは意外にも炎症関連の関与が示唆された。VNUTを欠損したマウスのマクロファージは微量のLPSに対する炎症性サイトカインの産生が低下していた。通常の状態でも門脈血は腸管に由来する菌体成分が検出されることを考慮すると、マウスの表現型の一部は炎症細胞のプリンシグナルの変化に依存する可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

メタボリックシンドローム関連疾患である2型糖尿病や非アルコール性脂肪肝疾患は世界的に増加傾向であり、これらの根本にある疾患メカニズムの理解と治療法の改善は急務である。本研究成果は細胞から分泌されるヌクレオチドと、その受容体であるプリン受容体を介した炎症細胞の機能修飾が存在することを示唆しており、これらの生理・病態生理におけるアプローチがメタボリックシンドロームの改善の手掛かりとなりうる可能性を示唆している。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] β細胞におけるATP分泌の意義の解明2020

    • 著者名/発表者名
      内田啓一郎
    • 学会等名
      第58回日本糖尿病学会九州地方会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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