研究課題/領域番号 |
20K17518
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
竹島 健 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (40647517)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | IgG4関連疾患 / IgG4-RD / 小胞体ストレス / キナーゼ阻害薬 / IgG4関連疾患 / 内分泌 / 膵 / 甲状腺 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、IgG4 関連疾患患者におけるステロイド治療前後の内分泌機能、関連臓器病変の組織における小胞体ストレスを評価し、①内分泌異常を伴う IgG4関連疾患の病態における小胞体ストレスの役割、②小胞体ストレスがステロイド治療後の内分泌機能に与える影響を検討する。加えて、③内分泌臓器病変を合併した IgG4 関連疾患モデルマウスの作成を試み、④小胞体ストレスを減弱させるキナーゼ阻害薬(KIRA)が内分泌機能異常を改善するかを明らかにすることを目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究では、IgG4 関連疾患モデル動物の作成を試みると共に、IgG4 関連疾患に伴う内分泌異常と小胞体ストレスの関連を明らかにしようと考えた。まず、IgG4関連疾患患者の血清由来IgGsを抽出し新生児マウスに投与し病理組織学的検討を行った。膵では腺房周囲間質にIgG4抗体の沈着を認めた。更に、IgG4対応抗原の一つであるLaminin511をBALB/Cマウスに免疫し、長期経過における耐糖能評価を行った。Laminin511投与群はコントロール群にしてIPGTTの血糖15分値が高値であったが、有意な差は認めなかった。小胞体ストレスマーカーの遺伝子発現は両群で差は認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、IgG4関連疾患モデルマウスの作成を試み、未だ検討が行われていない IgG4 関連疾患に伴う内分泌異常と小胞体ストレスの関連性に着目した点で意義がある。本研究で患者血清由来IgGsおよびLaminin511を用いたIgG4関連疾患モデルマウスでは、十分な炎症細胞浸潤と小胞体ストレスの亢進が認められなかった。しかし、今後小胞体ストレス亢進を伴うモデルマウスを作成できれば、小胞体ストレスを減弱するKIRAが新たな治療選択となりうるため、将来的に新たな治療法への応用につながる可能性があり、この点において意義がある。
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