研究課題/領域番号 |
20K17639
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
小西 孝宜 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (80865882)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 肝再生 / 肝修復 / マクロファージ / 肝阻血再灌流障害 / 肝線維化 / 肝障害 / 脂肪肝 |
研究開始時の研究の概要 |
肝切除や肝移植では、脂肪肝・脂肪肝炎や肝線維化を伴う肝臓(以下、障害肝)は術後肝不全のリスクが高く、手術適応が限定される。術後肝不全の回避と克服には肝再生の促進が重要である。本研究では障害肝における急性肝障害後の肝再生機構を解明し、修復性マクロファージの誘導による肝再生促進治療の開発を目指す。具体的には障害肝マウスモデルを作成し、それらに肝阻血再灌流による急性肝障害を惹起させ、障害肝特有の肝再生機構を微小環境の変化と非肝実質細胞の役割に着目して検討する。本研究の成果は障害肝に対する肝臓外科手術の安全性の担保と手術適応拡大につながるものである。
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研究成果の概要 |
線維化を伴う障害肝においては、元来M2 macrophageが肝内に多く存在し更なる肝障害時に特異的な反応を呈した。具体的には肝阻血再灌流障害48時間後の肝再生開始時に炎症性サイトカイン発現が低く急性炎症の遷延が軽減されるとともに、96時間後のmacrophageとhepatic stellate cellの集積が亢進し壊死領域の貪食が進み、さらに血管新生とductular reactionの亢進も加わり肝障害後の肝修復が促進されたことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
障害肝における急性肝障害に対する肝再生・肝修復機構は未だ明らかとされていなかったが、本研究ではその肝修復の概要とメカニズムを炎症細胞浸潤やcytokine/chemokine発現などの観点からin vivoで解明したことに学術的意義がある。社会的意義として、これらの成果は臨床的に慢性肝炎・肝硬変例における手術や外傷に伴う肝障害後の肝再生機構に応用できる可能性がある。
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