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癌幹細胞マーカーを用いた消化器癌末梢血循環癌幹細胞の同定と臨床的有用性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K17676
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関富山大学

研究代表者

渡辺 徹  富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (50779486)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードCTSC / CTC / CD44 / EpCAM / 末梢血循環癌幹細胞 / 癌幹細胞 / 末梢血循環癌細胞
研究開始時の研究の概要

末梢血循環癌幹細胞(CTSC)が消化器癌において同定可能であるか、また臨床的に診断・治療マーカーとして有用であるかを評価することを目的とする。本研究においては末梢血有核細胞のうちEpCAM+/CD44+を末梢血循環癌幹細胞と定義しそれらをセルソーターにて実際に生細胞のまま捕捉し機能解析につなげるところに特色があり、ヒト血液検体を癌診断や治療に応用することを目指す。

研究成果の概要

消化器癌患者より手術加療前後および化学療法前後に末梢血6mlを採取し血球分離溶液を用いて単核球層を分離採取した。フローサイトメトリーを用いてEpCAM、CD44を用いた2重染色により分離された細胞を末梢血循環癌幹細胞(Circulating Tumor Stem Cells : CTSC)として検出しそのカウント数を切除症例において測定、解析を進めた。胃癌26症例につきCTSC検出個数と切除標本における壁深達度・静脈侵襲に有意な相関を認めた。対象を消化器癌に広げ、抗癌剤によるCTSCの変化を実臨床における抗腫瘍効果と比較評価し治療効果のある症例においてCTSCの減少を確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

消化器癌症例の末梢血を6ml採取し、2種類の細胞表面マーカー(CD44とEpCAM)を用いて染色された細胞を検出した。これを末梢血循環癌幹細胞(CTSC)と定義し、この細胞数の変化を担癌患者の治療前後で測定比較した。実際に抗癌剤治療を行った胃癌・膵癌患者においてCTSCの数が減少していることが捕らえられ、よってこのCTSCは治療効果判定のツールとしての利用価値があると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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