研究課題/領域番号 |
20K17762
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 公益財団法人がん研究会 |
研究代表者 |
橋本 浩平 公益財団法人がん研究会, 有明病院 呼吸器外科, 医長 (70464964)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 手術トレーニング / シミュレーション / 気管気管支形成 / 肺がん / 3Dプリンター / 3Dプリンター / 肺癌 / 気管狭窄 / 気道再建術 / 外科シミュレーション / 外科トレーニング / 気道再建 / 気管・気管支形成 |
研究開始時の研究の概要 |
気管・気管支の再建が必要な手術は難度が高い一方で頻度が低く習熟が難しい。しかし、この手技の成否は命に直接関わることになり、呼吸器外科専門医として身につけるべき重要な技術である。 本研究では、 ①3Dプリンターを応用し、手術を実際に行える実物大3Dヒト軟性気管・気管支モデルを、人間のCTデータから作成すること。 ②モデルを用いた気道再建手術のトレーニングプログラムの確立し、修練医に実際にテストを行いプログラムの有用性を示すこと。 ③すでに基礎的な再建技術を有する専門医に向けて、最高難度の複雑気管・気管支再建手術のための患者に特化した個別化シミュレーションプログラムを開発すること。 を目的とする。
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研究成果の概要 |
シミュレーションに用いる3Dモデルの第一歩として、健常人ボランティアから模擬手術を行える精緻な軟性3Dモデルを臨床CTデータから作製することに成功した。まず健常人ボランティアの単純CTから、3Dのデザインを作成。まず硬性モデルを3Dプリントしシリコンの鋳型を作成し、鋳型からウレタンで軟性モデルを抽出した。同時に術野を再現するホルダーも開発した。代表的な気管支形成・気管形成がモデルで再現できることを確認した。実際に気管支再建手術を要した患者のCTから病変(青色)も3Dモデル上に再現した。3例のモデルを作製して、実際に患者に行われた再建術式がモデル上でも再現できることを後方視研究として確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
呼吸器外科領域において、肺癌の中枢浸潤やあるいは良性の疾患でも中枢気道の切除再建が必要になることがある。気管・気管支再建術の成否は、手術の根治性や重篤な術後合併症の有無につながるため、呼吸器外科医が習熟するべき重要な技術である。一方で、症例数が減っており臨床経験を積むのが難しくなっている。本トレーニングは、教材としてあらたな学習プラットフォームとなりえる。また、気管支形成術の多くは専門医であっても、分岐部形成などの複雑な症例が存在する。個別化シミュレーションプログラムによって、複雑症例のより良い手術計画を通じた手術成績向上につながる可能性がある。
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