研究課題/領域番号 |
20K18075
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
塩澤 淳 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (30868857)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 変形性膝関節症 / 細胞外マトリックス代謝 / ヒアルロン酸-アグリカンネットワーク分解 / HYBID / TMEM2 / ADAMTS / HYBID(KIAA1199/CEMIP) / ヒアルロン酸代謝 / ヒアルロン酸-アグリカンネットワーク / 細胞外マトリックス分解 / ヒアルロン酸分解 / ヒアルロン酸 |
研究開始時の研究の概要 |
変形性膝関節症(膝OA)において、関節液中ヒアルロン酸(HA)低分子化率上昇が膝OA進展リスクとして注目されており、HA分解には近年見出されたHA分解酵素HYBIDと類似分子のTMEM2が重要な役割を果たすと推定されている。本研究では、HYBIDとTMEM2の膝OA滑膜組織での発現と調節因子を検討するとともに、関節液中HA低分子化への関与を明らかにし、これらHA分解酵素による膝OA関節液中HA代謝機構解明を目指す。
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研究成果の概要 |
変形性膝関節症(膝OA)はきわめて罹患率の高い疾患であり、力学的負荷が誘因となり緩徐に進行する変性疾患と考えられている。OA関節軟骨破壊の発症・進展において関節軟骨中ヒアルロン酸(HA)-アグリカンネットワーク分解と関節液中ヒアルロン酸分解が重要な役割を果たしていると推定されているが、その詳細な分子メカニズムは不明であった。本研究では、近年発見された新規ヒアルロン酸分解酵素(HYBIDとTMEM2)とアグリカン分解酵素(ADAMTS)がOA関節軟骨破壊に必須な役割を担うことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、膝OA滑膜組織や関節軟骨組織で過剰産生されたHYBIDとADAMTS4が、関節軟骨中HA-アグリカンネットワークや関節液中HA分解に寄与し、OA関節軟骨破壊に必須であることを証明した。これらの研究成果は、HYBIDの活性阻害剤開発や、アグリカン分解酵素のADAMTS4に対するヒト型抗体の臨床応用により、OA進展抑制に繋がる可能性を示唆しており、膝OAに対する新規治療法開発に繋がることが期待される。
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