研究課題/領域番号 |
20K18082
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
小島 由太 弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (00792334)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | MRI / PSMA / 前立腺特異膜抗原 / 前立腺癌 / 画像診断 / ペプチド |
研究開始時の研究の概要 |
MRIターゲット針生検による不要生検の低減や前立腺特異膜抗原(PSMA)に結合する低分子リガンドと68Gaや177Luなどの放射性同位元素を組み合わせたPSMA-PETによる前立腺癌転移、再発病変の高精度検出法が実用化され、新たな画像診断モダリティーによる前立腺癌診療のパラダイムシフトが起きている。放射性同位元素に起因する被爆の問題から、さらに低被ばくかつ汎用性が高い前立腺癌特異的画像診断モダリティーが必要である。本研究では新規PSMA結合ペプチドとMRI造影剤による前立腺癌特異的MRI画像診断法の確立を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、低被ばくかつ汎用性が高い前立腺癌特異的画像診断モダリティーとして新規PSMA結合ペプチドとガドリニウム造影剤による治療効果モニタリング法の確立を目指し、研究を実施した結果、PSMA結合ペプチド(L7)を見出した。L7ペプチドとガドリニウム(Gd)と結合させたL7-Gd-錯体合成に成功した。L7-Gd-錯体が前立腺癌組織に特異的に集積することを確認した。MRI設置施設の問題から、治療効果のMRIによるモニタリング試験に遅れが生じたため、令和5年以降もL7-Gd錯体を用いて、今後、抗腫瘍効果のMRIモニタリング法検討を継続して検討する予定である。得られた研究成果は、論文発表予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本薬剤が前立腺癌に特異的に集積することから、学術的に前立腺癌の進展過程を検出できるツールとして意義があると考えられる。また前立腺癌の診断、ターゲット生検、転移巣の高精度検出など幅広い診療シーンで使用可能なモダリティとして期待され、さらに抗癌剤等を結合させることができれば、将来的には、前立腺癌特異的な治療が実現するため、より低侵襲な前立腺癌治療につながる社会的意義が非常に高いと考えられる。
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