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CDK4/6阻害剤を用いた子宮体がん新規治療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 20K18170
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

山本 拓郎  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (00869787)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード子宮体がん / organoid culture / CDK4/6阻害剤 / ホルモン療法
研究開始時の研究の概要

晩産化という社会的な背景をもとに子宮体がんの患者数は急激に増加している。特に子宮外病変を伴う進行例や再発例は有効な治療がなく予後不良である。また一方、初期例は比較的予後良好のものが多いが、治療の原則は子宮および卵巣摘出術であり、将来的な妊娠を断念せざるをえない。そのため新たな治療戦略が必要とされている。近年、サイクリン依存性キナーゼ (CDK) 4/6阻害剤が乳がんの予後を著明に改善させることに成功した。本研究課題では乳がんと同様にホルモン依存性腫瘍である子宮体がんに対してCDK4/6阻害剤とホルモン療法および分子標的薬の併用療法を検討することで新規治療戦略の基礎的基盤を確立させる。

研究成果の概要

ホルモン感受性腫瘍と推測される患者腫瘍検体から上皮成分を抽出し、organoid cultureを用いて子宮体がん上皮細胞の培養に成功した。この培養細胞の培養条件の設定を行い、長期継代培養およびcell lineの確立を目指した。しかしながら、継代を重ねると増殖速度が遅くなったり、見た目の変化も来したことから、長期培養の確立には至らなかった。また、一般的な平面培養ではない培養系での薬剤評価を行う際の新たな実験系の確立が必要であったが、安定した培養条件が定まらず実験系の確立に至らなかった。以上から当初予定していた薬剤の治療効果を検討することができなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

子宮体がんの増加に伴い、進行/再発などの予後不良例や妊孕能温存希望例が増加している。化学療法や分子標的薬が試行されているが未だ十分な結果が得られておらず、新たな治療戦略が必要とされている。本研究の目的は、乳がんで長期の効果と安全性が確認されているCDK4/6阻害剤を軸にした新たな治療戦略を乳がんと同じくホルモン依存性腫瘍である子宮体がんにおいて確立をすることである。本研究では、既存の細胞株にはホルモン感受性と言える細胞株が存在しないため、ホルモン感受性子宮体がん株の樹立し、新規治療法の確立を目指した。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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