研究課題/領域番号 |
20K18197
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
出口 蓉子 和歌山県立医科大学, 医学部, 準客員研究員 (00869612)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | リキッドバイオプシー / 子宮体癌 / MLH1 メチル化 / MLH1 / ctDNA / Liquid biopsy / liquid biopsy |
研究開始時の研究の概要 |
子宮体癌の罹患数/死亡数は年々増加しており,Precision medicineが予後の改善に重要となるものの,現在臨床応用されているコンパニオン診断検査は腫瘍組織を用いたマイクロサテライト不安定性(MSI)検査のみである.しかし子宮体癌において進行/再発症例で十分な組織採取が困難な症例では解析できない.本研究ではMLH1メチル化解析をctDNA-Liquid Biopsyを用い,腫瘍組織を用いたMSI検査の代替としての血液検体を用いた新規解析法の確立を目指す.
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研究成果の概要 |
子宮体癌ではMSI- high症例に対する抗PD-1抗体が承認されているが、腫瘍組織を用いた検査のみになる。腫瘍組織MSI検査の代替として、MLH1のプロモーター領域の高メチル化があり、今回子宮体癌血液中ctDNA-Liquid BiopsyによるMLH1-高メチル化解析法を確立することを目標とした。検体収集は順調であったが、ctDNA-Liquid Biopsyレベル十分な精度で検出する系を確立するのに難渋した。3手法でMLH1-高メチル化をctDNA-Liquid Biopsyから解析検討し、感度および特異度がかなり高い条件での検出が可能となった。今後他癌腫にも応用できると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで解明されていなかった、子宮体癌患者血液ctDNAを用いたMLH1-高メチル化解析法について検討し、有用性を示せた。個別化医療に対しては今後はctDNA-Liquid Biopsyは必須項目となってくることが考えられ、研究成果の学術的意義や社会的意義は高いと考えられる。
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