研究課題/領域番号 |
20K18198
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 (2022) 国際医療福祉大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
岡本 直樹 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 非常勤講師 (80714360)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 新規卵巣刺激法 / FSH刺激抵抗性 / 高齢不妊 |
研究開始時の研究の概要 |
高齢不妊患者は、卵胞の発育を促すホルモン(FSH)で卵巣刺激を行っても極少数の卵胞が発育する、もしくは卵胞の発育が見られない。 我が国における高齢の不妊患者は増加傾向にあるが、この問題に関しては、現在有効な治療方法はない。従って本研究では、今後さらに増加すると予測される高齢不妊患者の卵胞発育促進のため、FSHの卵巣刺激に依存しない新たな卵巣刺激法の確立を目指す。
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研究実績の概要 |
近年、増加傾向にある高齢不妊患者は、FSHによる卵胞発育促進のための卵巣刺激に対し抵抗性を示す。その原因として、顆粒膜細胞のFSH 受容体(FSHR)の発現低下が関与している。我々はFSHによる卵巣刺激に抵抗性を示す高齢不妊患者でも、FSH-FSHRの下流で働くC-type natriuretic peptide (CNP)を用いることで卵胞発育を誘導できると考えた。そこで本研究では、CNPを用いた新たな卵巣刺激法の確立を目標に、FSH刺激に抵抗性を示す高齢マウスに対し、CNPによる卵胞 発育誘導とその分子基盤の解明、CNP投与の安全性、得られた卵子の妊孕性および正常性の検証を目的としている。今年度は昨年度に引き続き、論文作成の準備を進める一方で、新たに必要となった追加実験に着手した。また、関連学会に参加して情報収集に努めた。 これまでの研究から、FSHに抵抗性を示す高齢マウスの卵巣刺激にCNPが有効であるデータが確認できている。そこで追加実験として、CNPがどのようなメカニズムで卵胞発育に関与するのか明らかにするため顆粒膜細胞株を用いた添加実験を実施した。CNPを添加することで発現が増減する卵胞発育に関連する因子を解析。特定の因子が細胞増殖を介して卵胞発育に関与している可能性を示すデータを得る事ができた。また卵巣組織の解析も、各ステージの卵胞数の測定が完了した。これらの解析データを追加して論文作成を進めていきたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
昨年度の遅れを挽回するには至らず、研究期間の延長をすることになった。
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今後の研究の推進方策 |
研究結果はほぼ出揃っているので、今年度の早い段階で論文を完成させたい。残りの組織解析は随時進めていく。追加で実施が必要になった際は、可能な限り簡潔に完了できるよう努める。
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