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子宮頸部胃型腺癌の治療標的となる遺伝子異常の同定

研究課題

研究課題/領域番号 20K18235
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

廣瀬 宗  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (90869554)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード子宮頸部胃型腺癌 / 体細胞性遺伝子異常 / 全エクソンシークエンス / 遺伝子異常 / 子宮頸癌 / がんゲノムシークエンス
研究開始時の研究の概要

子宮頸部胃型腺癌は,ヒトパピローマウイルス感染に非関連の組織型であり,予後不良であることが知られている.そのため,子宮頸部胃型腺癌の遺伝子異常を標的とした新規治療法の開発が求められている.本研究では子宮頸部胃型腺癌に着目し,その遺伝子異常解析を行う.また,子宮頸部胃型腺癌の臨床病理学的因子や予後情報から,発がん機構の解明と治療標的となる遺伝子異常を同定する.本研究の成果は,子宮頸部胃型腺癌におけるPrecision Medicineの確立に重大な波及効果をもたらすと考える.

研究成果の概要

2015年から2020年5月までに、外科的に切除された子宮頸部胃型腺癌14例を対象とした。14例の組織からDNAを別々に抽出した。
全エクソンシークエンスを施行し、検出されたバリアントを精査した。これにより、遺伝子変化の種類や高頻度に遺伝子変化をきたした遺伝子が同定された。Tumor Mutation Burdenは全癌種では中程度と考えられ、遺伝子変化の共存・相互排他性についても示された。また、発がんに寄与していると考えられる遺伝子の候補も挙がり、Mutational signatureも3種明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において、子宮頸部胃型腺癌が有する遺伝子変化のプロファイルが明らかとなり、発がんのメカニズムや治療標的となる遺伝子変化を同定するうえで大きな情報が得られた。
これにより、予後不良で治療抵抗性である子宮頸部胃型腺癌の戦略を考えていくうえで、基礎的なデータを得られたといえる。今後更なる症例の蓄積と、臨床病理学的な因子との関連解析により、子宮頸部胃型腺癌の治療標的を同定していく。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Genomic alteraion profiles of Gastric-type cervical adenocarcinoma2022

    • 著者名/発表者名
      Sou Hirose
    • 学会等名
      第74回日本産科婦人科学会学術講演会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] Genomic alteration profiles of Gastric-type cervical adenocarcinoma2022

    • 著者名/発表者名
      廣瀬 宗
    • 学会等名
      第74回日本産科婦人科学会学術講演会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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