研究課題/領域番号 |
20K18328
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
清水 皆貴 関西医科大学, 医学部, 助教 (60714962)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ECRS / 好酸球性副鼻腔炎 / 鼻茸 / 鼻腔組織 / IL-1β / TNF-α / 副鼻腔炎 / サイトカイン / IL-1 / 好酸球副鼻腔炎 |
研究開始時の研究の概要 |
1.融合タンパク質IL-1raTNFSF1bを作製する。2.好酸球副鼻腔患者の鼻茸から得たヒト鼻茸由来線維芽細胞株を樹立する。3.IL-1raTNFSF1bのヒト鼻茸由来線維芽細胞株に対する抗炎症効果を確認する。 4. 好酸球性副鼻腔炎モデルマウスを作製する。5.IL-1raTNFSF1bの好酸球性副鼻腔炎モデルマウスにおける炎症抑制効果を検討する。
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研究成果の概要 |
ECRSの克服を目指して新規な治療方法開発の一助となるべく、罹患患者の鼻腔組織内環境をin vitroで検討してきた。これまで、好酸球性副鼻腔炎の特徴の一つである鼻茸粘膜と同一患者の他部位の組織を比較するとサイトカインの発現に有意差を認めた。また、鼻腔組織内の異なった細胞種でもサイトカイン発現量に違いを生じていることが明らかとなった。そこで、代表的な炎症性サイトカインで鼻腔組織内の細胞を刺激すると複数のサイトカインの産生を亢進することが明らかとなった。また、炎症性サイトカインにより誘導された他のサイトカインは中和抗体にて産生が抑制されることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ECRSは難病疾患に指定された経緯をもつ。ECRS患者は、癌やアレルギー性鼻炎とともに急増している。唯一ステロイド治療は一定の効果があるが、長期のステロイド投与はその副作用の点で困難である。手術的加療も行われるがしばしば再発し、いまだ病態の解明や治療法の確立には至っていない。このような国民を悩ます疾患のコントロールを目指した病態の一端が確認できたことは意義が大きい。
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