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神経幹細胞及びゴナドトロピン放出ホルモンがもたらす抗加齢作用

研究課題

研究課題/領域番号 20K18421
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

菊地 陽  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (40868634)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード神経幹細胞 / 若返り / 抗加齢 / SASP / 脳神経細胞 / 細胞移植 / ゴナドトロピン放出ホルモン / SASP因子
研究開始時の研究の概要

本研究では、老齢マウスに若年マウスより採取・培養した神経幹細胞を移植し、老齢マウスの皮膚や毛髪の変化、組織中の性腺ホルモンや老化関連物質の変化を観察・解析することで抗加齢作用を示すかどうかを検討する。本研究は将来的な神経幹細胞による抗加齢加療の一助となり得る。また、神経幹細胞の実際的な臨床応用については安全性の確立という点で時間を要することが予想されるが、ホルモン治療は実臨床でもさまざまな分野で行われている。本研究において性腺ホルモンの抗加齢作用及びそれに抗加齢作用を付与させる因子が解明できれば、抗加齢加療において、根拠に基づいたホルモン療法や投薬の実現可能性を示すものと言える。

研究成果の概要

昨今SASP(senescence-Associated Secretory Phenotype)の概念が提唱され、老化は慢性炎症の一つであり、炎症を抑えることで老化を阻止、あるいは若返りをもたらす試みが広く行われている。我々はゴナドトロピン放出因子(GnRH)に着目し、神経幹細胞移植によってその放出が促され、結果的に抗加齢作用を及ぼすと仮定した。胎児・新生児・成獣マウスより神経幹細胞を採取し、老齢マウスの脳内に移植した。老齢マウスの組織についてSASPの発現量を調べたところ、一定の傾向を得ることができなかった。より侵襲の低い移植手技を導入することが必要と考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

若返りを目的として、現在、美容医療に限らず様々な試みが行われている。健康に対する国民の意識も上昇しており、今後ニーズはさらに増えると予想される。しかし、現時点で医学的に安全性と有効性が確立されたものは少ない。本研究は若返りに寄与するホルモンの同定を主眼としたものであり、本研究の成果は将来的なホルモン療法や新たな薬剤開発への応用が期待できる。また近年、胎児脳やES細胞、iPS細胞由来の神経幹・前駆細胞を用いた細胞移植治療モデルの研究が盛んに行われおり、安全な移植モデルの確立にも寄与するものと考えている。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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