研究課題/領域番号 |
20K18500
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 大阪大学 (2023) 東京医科歯科大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
池田 恵莉 大阪大学, 大学院歯学研究科, 助教 (40822565)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | レスベラトロール / 歯周炎 / 糖尿病 / 抗酸化物質 / 炎症 |
研究開始時の研究の概要 |
「歯周炎」と「糖尿病」の両疾患を同時に制御する創薬プラットフォームの構築することを目的として研究を行う。歯周炎は、糖尿病の双方向の関連が指摘されている。その関連メカニズムとして、高血糖により生成されるAGEs、炎症メディエーターであるHMGb1とその受容体であるRAGEの関与が示唆されている。ポリフェノールの一種であるレスベラトロール は「歯周炎」と「糖尿病」どちらにも改善効果が報告されており、レスベラトロール にはHMGB1, AGES-RAGE系への抑制作用があることから、レスベラトロール が歯周炎と糖尿病の関連に新たな治療戦略を提唱するものになり得ると考えてその検証を行う。
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研究成果の概要 |
レスベラトロール(RSV)はポリフェノールの一種で、多くの健康促進作用が知られている。本研究では、歯周炎モデルマウスの歯周局所のTh細胞組成に対するRSVの効果を明らかにすることを目的として実験を行った。BALB/C野生型マウスに歯周炎を誘発し、RSV2量体(10mg/kg 体重当たり)を腹腔内注射した (RSV群)。対照群にはPBSを投与した (PBS群)。7日後に頸部リンパ節よりリンパ球を分離し、フローサイトメトリーにより解析を行ったが、Th細胞(CD4+細胞)中のTh17細胞の割合には差がみられなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レスベラトロールは抗酸化物質であり、抗炎症作用も有するポリフェノールである。レスベラトロールが歯周炎モデルマウスにおいて口腔免疫に与える影響を検討することで、レスベラトロールが炎症を緩和するメカニズム解明の一端になったと考えている。
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