研究課題/領域番号 |
20K18594
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
河村 篤志 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (90645889)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 歯根膜 / 歯根膜線維 / 部位特異性 / 低酸素 / 線維形成 / プロテオミクスっs |
研究開始時の研究の概要 |
咬合機能の維持・回復には,歯根膜の組織特性の理解が不可欠である.これまでの研究から,歯根膜細胞は部位特異的な特徴を有する不均一な組織であることが間接的に示唆されているが,その詳細と制御メカニズムは依然として不明である.本研究では低酸素応答分子であるHIF-1によるTGFβ-Smad経路を介した線維形成の活性化が,”高密度な線維形成”という部位特異性を生み出しているのではないかとの仮説の検証を目的とする.歯根膜の部位特異性の理解は,補綴処置に付随して歯周組織に生じる,様々な臨床症状を生物学的に理解するための基礎的情報として極めて重要であり,臨床/学術的に高い意義を有している.
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研究成果の概要 |
咬合機能の維持・回復には,歯根膜の組織特性の理解が不可欠である.これまでの研究から,歯根膜細胞は部位特異的な特徴を有する不均一な組織であることが間接的に示唆されているが,その詳細と制御メカニズムについては依然として不明である.本研究では血管構造に乏しいセメント質近傍における歯根膜線維の成熟度が高い現象に着眼し,低酸素に起因する線維形成の活性化が,歯根膜組織の部位特異性を生み出している可能性を明らかにすることを目的とする.歯根膜の部位特異性の理解は,補綴処置に付随して歯周組織に生じる,様々な臨床症状を生物学的に理解するための基礎的情報として極めて重要である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は歯根膜組織における低酸素状態が線維形成に及ぼす影響を理解することであり,線維構造の検出と定量解析において一定の成果を得ることが出来た.補綴処置に付随して歯周組織に生じる臨床症状を生物学的に理解するための基礎的情報として,極めて重要であり臨床/学術的に高い意義を有している.
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