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骨リモデリングの最適化アルゴリズムを組み込んだ長期的な歯の移動の可視化と移動予測

研究課題

研究課題/領域番号 20K18765
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57070:成長および発育系歯学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

近藤 崇伸  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 客員研究員 (20814106)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード有限要素法 / 人工知能 / 歯の移動 / 歯槽骨のリモデリング / 実験的歯の移動 / 歯根膜応力 / 骨リモデリング / 骨密度 / 矯正力による歯の移動 / 骨改造 / 歯の移動予測 / 歯槽骨リモデリング / 共分散進化戦略
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は矯正力負荷時の歯根膜に生じる応力および歯根周囲の骨密度と、骨改造速度の関係を明らかにし、骨改造を経た長期的な歯の移動予測を可能とすることである。歯根膜応力と骨改造の関係に関する研究は、歯根膜を線形材料として直線解析しているものがほとんどで、生体特有の非線形性が考慮されていない。そこで、本研究では生体データとしてラットを用いた実験的歯の移動とともに、同じラットから作成した有限要素モデルにおける歯の移動シミュレーションを併せて行い、これらの結果が一致するようなシミュレーションのパラメータを求める。これには、人工知能 (AI) 技術を適用し、移動量を計算するパラメータの最適化を行う。

研究成果の概要

本研究では、ラットを用いて実験的歯の移動を行うと同時に有限要素モデルを構築し、歯根膜外側面上の各節点の応力値ならびに変位量を出力した。解析した歯根膜における静水圧応力値と骨リモデリング量との関係を調べた結果、歯根膜応力の中で、骨添加量と最も強い相関関係であったものは、最大主応力値であった。また、歯根膜に対する最大主応力が増加すると骨添加が増加することが確認された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の目的は矯正力負荷時の歯根膜に生じる応力および歯根周囲の骨密度と、骨改造速度の関係を明らかにし、骨改造を経た長期的な歯の移動予測を可能とすることである。歯根膜応力と骨改造の関係に関する研究は、歯根膜を線形材料として直線解析しているものがほとんどで、生体特有の非線形性が考慮されていない。そこで、本研究では生体データとしてラットを用いた実験的歯の移動とともに、同じラットから作成した有限要素モデルにおける歯の移動シミュレーションを併せて行い、これらの結果が一致するようなシミュレーションのパラメータを求める。本研究結果は臨床に応用しやすいことも従来の研究と比較して大きな利点である。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 2021

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 歯の移動様式による抵抗中心の移動量と歯槽骨吸収量への影響2022

    • 著者名/発表者名
      1.近藤崇伸、佛坂斉祉、濱中僚、近藤愛理、吉田教明
    • 学会等名
      第81回日本矯正歯科学会学術大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 塩化リチウムによる歯槽骨の形態変化、歯の移動とおよび歯根吸収への影響-ラット実験モデル-2021

    • 著者名/発表者名
      井野愛理、佛坂斉祉、佛坂由可、近藤崇伸、有薗ケイラ、橋本恵、吉田教明
    • 学会等名
      第80回日本矯正歯科学会学術大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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