研究課題/領域番号 |
20K18935
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
河邉 憲太郎 愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (90457375)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 児童精神医学 / ネット依存 / ゲーム障害 / ゲーム依存 / インターネット依存 / 予防教育 / ハンドブック / 新型コロナウィルス / 学校休校 / スマホ依存 / 思春期 / 予防マニュアル |
研究開始時の研究の概要 |
インターネット依存症は近年増加傾向にあり,思春期に問題が顕在化することが多く,青少年の年代を対象とした調査および介入が重要視されている。本研究では,インターネット依存と判断された対象者の特性,家族や学校に関する問題を網羅的に調査し,それぞれの問題点に個々に対応できるマニュアルを作成することを目的とした。 中学生を対象にインターネット依存と影響すると考えられる様々な問題を質問紙調査にて調べ,各種問題に対する影響力を統計解析し病態を解明する。 また,インターネット依存の予防マニュアルを作成し,実際の学校現場にマニュアルを配布し具体的な対策を策定する。
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研究成果の概要 |
本研究では、令和3年度にインターネット依存に関する注意喚起のためにも、予防マニュアルとしてハンドブックを作成した。予防マニュアルとして、「インターネット依存・ゲーム障害について」という保護者を含めた家族向けの冊子と、「インターネット依存・ゲーム障害の理解と対応」という学校関係者向けの冊子を作製した。さらに、予防教育が学校で可能であるかを検討するため、学校教員に予防教育に向けたアンケートを実施した。 結果として、小学校においてネット依存の概念は浸透しており、半数の教員が保護者からの相談を受けていることがわかったため、学校教員を介した指導が有効であることが推測できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インターネット依存は社会的問題となりつつある。学校ではGIGA政策により、1人1台端末が準備されている。また、中学生のスマートフォン所持率は9割を超えている。そのため、今後も問題が続くインターネット依存に対して、一定の対応法が確立できたと思われる。
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