研究課題/領域番号 |
20K19338
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
三浦 平寛 東北大学, 大学病院, 助教 (30845805)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | リハビリテーション / 多発性嚢胞腎 / 多発肝嚢胞 / 多発性肝嚢胞 / 運動療法 / メトホルミン / AMPK / AMK活性化プロテインキナーゼ / 腎臓リハビリテーション / 多発性腎嚢胞 / 肝臓リハビリテーション |
研究開始時の研究の概要 |
常染色体優性多発性嚢胞腎は、腎嚢胞の増大・増加とともに進行性に腎機能が低下し、末期腎不全の至る疾患であり、多発性肝嚢胞を合併する。これまでの研究にて腎疾患モデル動物における運動の臓器障害進展抑制効果が認められているが、多発性嚢胞腎への運動効果は未知である。本研究では、多発性嚢胞腎モデルラットを用いて、腎・肝嚢胞増大や腎不全進行への長期的運動の効果と安全性を検討し、長期的運動の腎・肝保護効果の機序を解明すると共に、その効果を高めることが可能な併用薬剤についても検討し、遺伝性嚢胞性腎・肝疾患で運動療法の有効性を確立させる。
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研究成果の概要 |
遺伝性嚢胞性腎・肝疾患に対する運動療法の嚢胞抑制効果や臓器保護効果、そしてその機序解明のため、常染色体優性多発性嚢胞腎モデルであるPCKラットを用いて長期的運動の検討を行った。その結果、腎・肝嚢胞の抑制、肝・腎線維化の抑制、糸球体障害や尿細管障害の抑制が明らかとなった。その機序としてcAMP/B-Raf/ERK経路とmTOR/S6経路といった細胞増殖因子の抑制、肝ではAMPKの活性化が関与している可能性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、腎・肝嚢胞疾患に対する運動療法の効果として、PCKラットへの長期的運動の腎・肝嚢胞抑制効果を世界で初めて報告した。その機序としてcAMP/B-Raf/ERK経路とmTOR/S6経路の抑制、肝ではAMPKの活性化が関与している可能性が考えられた。今後、腎・肝嚢胞疾患に対する運動療法のさらなる機序を解明することや運動療法と薬剤併用効果の検討により、遺伝性嚢胞性腎・肝疾患患者の臓器保護やそれに伴うQOLの維持、また新規治療への発展に役立つ可能性がある。
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