研究課題/領域番号 |
20K19453
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
眞野 智生 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (70778026)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | リハビリテーション / 脳血管障害 / 運動負荷 / 神経リハビリテーション / 運動負荷量 / リハビリテーション治療 / 脳梗塞 / ニューロリハビリテーション |
研究開始時の研究の概要 |
脳卒中への運動療法を高負荷,低負荷,コントロールに分け,機能的評価のみでなく,同一個体内の錐体路の神経線維と生化学的な脳内代謝メカニズムの双方からアプローチすることで,最適な負荷量を決定するとともに,神経可塑性の解明をめざす.
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研究成果の概要 |
運動負荷量の増減が、脳血管障害患者の筋力・歩行機能・認知機能に影響があるか否かを調べた。運動負荷量を上げることで筋力及び肺活量の改善を認めるが、ある一定の負荷量を超過すると、改善効果の増加は認めず、プラトーに達した。歩行機能においては、筋力や肺活量よりもプラトーに達する負荷量は大きかった。一方で、認知機能は運動負荷量を上げることで一方向性の改善を示した。筋力・肺活量は活動行動連関に準じた改善と考えられたが、歩行機能は運動学習によるスキルの習得の影響が大きいものと考えられた。また、運動療法により認知機能も改善することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳血管障害後のリハビリテーション治療において、ある程度の運動負荷は必須であるが、筋力はプラトーに達しても、運動学習を行うことで歩行機能は改善する可能性がある。慢性期脳血管障害患者においてもリハビリテーションの継続は歩行再建を目指せる可能性がある。
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