研究課題/領域番号 |
20K19582
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 日本女子体育大学 |
研究代表者 |
溝口 紀子 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (40343727)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | スポーツガバナンス / フランス / オリンピック / ANS / スポーツ / ガバナンス / スポーツ団体 / パリオリンピック / ナショナルスポーツエージェンス / PARIS2024 / フランススポーツ / 学校部活動 / 地域部活動 / パリ2024 / スポーツ政策 / スポーツ事故 / 柔道事故 / ジェンダー平等 / 女性差別 / アージャンスナショナルスポーツ / エラスムス |
研究開始時の研究の概要 |
2024年パリ・オリンピック・パラリンピックに向けて開催国フランスでは、「スポーツのための国家機関」公益団体の構成的合意を承認する2019年10月4日の法律を立法化し、スポーツの資金調達と組織化を目的として産官学民から成り立つ公益法人Agence Nationale du Sport(ANS)を立ち上げた。本研究では、フランスにおけるスポーツ団体のためのグッドガバナンスの政策を調査し、構造改革、法整備を複眼的な視点から政策を検証することで、とりわけスポーツ団体が自浄能力を発揮し、持続可能なグッドガバナンスのあり方やスポーツ実務者の養成制度について新しい知見を提供していきたい。
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研究成果の概要 |
本研究では、特に2024年のパリオリンピック・パラリンピックに向け、先進的かつ包摂的なグッドガバナンスに取り組んでいるフランスの国家政策の中心である新しい公益団体組織Agence Nationale du Sportのガバナンスについて4年間にわたり調査しました。Covid-19の影響で海外調査が制限されましたが、最終年度に実施し、研究成果を上げることができました。ANSやフランスにおけるスポーツガバナンスなど公共政策を検証し、新たな知見を得ることで、公益通報制度などスポーツ団体における持続可能なグッドガバナンスの知識を得ることができました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東京五輪終了後、組織委員会関連の汚職や談合事件が影響しており、札幌市民のIOCや五輪への不信感を増大させ、反五輪運動を引き起こす結果となった。とりわけ五輪にまつわる新自由主義、祝祭ビジネス、商業主義、勝利至上主義といった傾向は金銭的な成功が選手や団体の主眼となり、ドーピング問題、指導者の体罰問題、競技団体の公金不正につながりやすい。本研究では、2024年に五輪を開催するフランスに注目し、スポーツ団体のグッドガバナンスの取り組みについて研究を行った。グッドガバナンスのための人材育成、制度、法律など新しい知見を得ることができた。日本のスポーツ界でも本研究で得られた知見を享受することができる。
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