研究課題/領域番号 |
20K19809
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分60090:高性能計算関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
櫻井 大督 九州大学, 情報基盤研究開発センター, 准教授 (50772547)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | トポロジー解析 / 可視化 / 特異点論 / トポロジカルデータ解析 / レーブ空間 / 微分トポロジー / オントロジー / AI / 高速数値計算 |
研究開始時の研究の概要 |
本提案では,乱流データのオブジェクトに基づく解析(Object-Based Analysis, OBA)に,解析者の持つ仮説を援用する.OBA は,データが膨大な今日,データ量を削減できるメリットなどから,可視化分野で汎く利用されている.しかしながら,可視化システムに物理プロセスの仮説を入力することが見落とされてきた.そこで本研究では,可視化システムが仮説 を認識して,ユーザの代わりに,無駄な作業をあらかじめ排除したり,仮説候補を網羅する,可視化作業の合理化を提案する.本提案を実現するための技術的な道具は,OBA で得られる幾何情報と物理プロセスの仮説をつなぐ新しいオントロジーである.
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研究成果の概要 |
令和2年度から4年度にかけて、オントロジー可視化のためのトポロジカルデータ解析の研究を進め、成果を挙げた。2年度には、等値面交差のReeb space計算に注目し、特異ファイバーの特異点論の研究を論文化。3年度では、福島原発事故の線量解析や特異点論の簡素化を行い、アルゴリズムの精度を証明。4年度には、等値面の相対位置解析やオントロジーへの落とし込み手法を開発。さらに、Elastic Netのチューニング、最適化問題の設計と可視化、空間線量マップの視覚解析などを行った.また,リズムアクションゲームの譜面生成研究について応用の調査を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
可視化対象であるデータに含まれる等値面の様子を,様々な場の相関関係を通して分析することは未だ可視化研究の重要なテーマとなっている.今回は,その様子を幾何と特異点論を用いて解析する手法を研究した.また,その発展として応用をいくつか行い,また,調査した.
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