研究課題/領域番号 |
20K19910
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 熊本県立大学 |
研究代表者 |
石橋 賢 熊本県立大学, 総合管理学部, 准教授 (70749118)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 配色 / ベイズ推定 / 言葉 / 支援 / ツール / デザイン / 配色支援 / プロジェクションマッピング / インタラクティブアート / スマート電球 / 意味的類似度 / データ駆動 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,配色と単語(関連語や印象語)の相互変換手法を実現することであり,加えて,配色特徴の条件指定機能や複数単語・新規単語への対応を導入し,既存の配色支援の課題を解決することである.提案手法は,大量の配色群からカーネル密度推定にて確率密度関数を生成し,それらを基に入力単語の印象を反映した配色群,および,入力配色の関連語群をベイズ推定であるマルコフ連鎖モンテカルロ法を用いて推定する.
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研究成果の概要 |
本研究は,色と言葉に注目した配色と単語の相互変換手法を提案する.本手法は,1配色入力による単語の自動生成(配色→単語),2複数単語入力による配色の自動生成(単語→配色),3入力配色と入力単語を掛け合わせた派生配色の自動生成(配色+単語→配色)といった3種の配色支援を実現する.提案手法は,ウェブ上の配色データをで収集した後,各単語で確率密度関数を生成し,それらから単語入力による配色の推定,配色入力による単語推定を実現する.これらを配色支援ツールに組み込むことで,配色名や検索タグの自動付与,多様な単語による配色生成(検索)が可能となり,デザインや絵画制作の質を高め,文化芸術の振興に大きく寄与する.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により,配色生成の簡易化だけでなく,分かりやすい検索タグの自動付与による配色検索の効率化,配色のネーミング支援,既存配色への単語印象の追加による派生配色生成などの幅広い応用が期待できる.さらに,配色特徴の指定と複数単語の対応により,配色支援の自由度を拡張する.これにより,配色と言葉を相互利用する際の柔軟性が高まり,デザイン制作におけるポスターやスライド,アニメーション制作での配色設計,マーケティングにおけるカラーブランディング,芸術活動における表現の裾野を広げることによる文化芸術振興の促進など,多方面で研究成果が役立てられる.
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