研究課題/領域番号 |
20K20014
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分64050:循環型社会システム関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
横井 崚佑 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エネルギー・環境領域, 研究員 (80849894)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 金属資源 / 物質フロー分析 / 産業連関分析 / 要因分解分析 / ライフサイクル影響評価 / フットプリント / 温室効果ガス / 資源枯渇 / 鉱石品位 / ライフサイクルアセスメント |
研究開始時の研究の概要 |
サプライチェーンの国際化に伴い産業活動が資源生産国に誘発する影響への注目が高まっている。資源採掘に伴う影響を軽減するために効果的な対策を議論するためには、資源の選択やサプライチェーンと影響との関わりを明らかにした上で、その中で対策を講じる上で重要となるポイント(ホットスポット)を特定することが必要である。本研究では、鉱石品位に着目した資源消費の影響評価と国際産業連関分析によるマテリアルフットプリントの推計、構造経路分解法の援用により、日本の生産活動が世界各国に誘発する資源採掘に伴う影響の分析とサプライチェーンにおけるホットスポットの特定を目指す。
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研究成果の概要 |
サプライチェーンの国際化に伴い産業活動が資源生産国に誘発する影響への注目が高まっている。本研究では日本が国際サプライチェーンを通して資源生産国にもたらす金属資源の利用可能性への影響を明らかにするとともに、その影響の軽減に向けて重要な要素 (ホットスポット) の特定を行った。さらに世界における将来の金属生産量とその生産に伴う温室効果ガス (GHG) 排出量の推計と資源枯渇への影響の評価を行った。GHG排出量の推計結果と気候変動目標との比較とシナリオ分析を行い、気候変動目標達成に向けて効果的な対策についての分析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
金属資源の将来における利用可能性については、資源枯渇の懸念という量的な側面に加えて、環境制約による資源生産の制限が懸念されている。本研究は将来における資源の利用可能性を、環境制約と枯渇性という2側面から評価したものであり、さらにグローバルサプライチェーンの分析と組み合わせることで資源消費国の責任の可視化とその軽減に向けた議論を支援するものである。
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