研究課題/領域番号 |
20K20219
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90130:医用システム関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
北野 雄大 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (30754600)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 超音波 / 脊椎固定術 / 音圧 / 加振器 / 医療機器 / 振動解析 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は超音波伸長ロッドシステムが人体に与える影響を詳細に評価することが目的である.具体的には各年度に以下の内容を実施する.令和2年:一般的な超音波器具の評価項目であるTI(Thermal Index)とMI(Mechanical Index)の評価を行う(参考:超音波診断装置の安全性に関する資料,日本超音波医学会,機器及び安全に関する委員会編纂).令和3年:生体に模した不均一な環境での運用時の影響を評価する.令和4年:実用を想定したシステムの改良を行う.
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研究成果の概要 |
本研究期間において目的としていた「超音波を利用した伸縮機構を持つロッドシステムの人体に関する負荷の評価と軽減」は十分な成果を得た。水中での評価環境を利用した研究として1つの論文、食肉等を利用した環境での運用試験をまとめた研究として2つの論文が発表されている。また、ロッドシステムの改良、ロッドシステムの締め付けトルクによる挙動の変化、ロッドシステムの引張力による挙動の違いの評価などが4つの論文として纏められている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の主な目的は人体内部で伸縮する金属ロッドシステムが人体に与える影響を評価することにある。特に本研究のように超音波加振により伸縮する金属ロッドの研究は希少であり、大きな意味がある。また、影響評価の結果から負担の少ない構造の開発を行うことで将来的に外科的な手術を行わずに固定具を調整することが可能となる。これにより合併症などのリスクから人体内部への金属ロッドの埋込が行えなかった患者にも同手術が可能となる可能性がある。
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