研究課題/領域番号 |
20K20266
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
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研究機関 | 公立小松大学 |
研究代表者 |
梶原 祐輔 公立小松大学, 生産システム科学部, 准教授 (80710706)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 高齢者 / 自動車 / ヒューマンファクターズ / 人工知能 / ブレーキングミス / 高齢ドライバー / 認知ストレス / アクションスリップ / 対処スキル / 心理的負荷 / 機械学習 / スクリーニング / 焦り度 / 運動制御 / 運動制御能力 / 高齢者ドライバー / 焦り |
研究開始時の研究の概要 |
焦りなどの心理的負荷に耐えるために必要な,運動制御に関する能力(耐心性運動制御能力)を運転前に予測するシステムを開発する.予測結果は運転能力と併せて可視化される.これにより予期せぬ事態に直面したさいに対処できなくなったことを高齢者に認識させ,自動車免許の自主返納を促す.本研究では「申請者が研究してきた深層学習を用いた心理状態を予測する技術」を基に,焦りの度合いを予測する.また「心理的負荷が運動制御に与える影響に関する知見」を基に発進時の焦りと運動制御能力,そして操作不適事故の関連性を解明する.そして耐心性運動制御能力を予測する回帰モデルを構築し,予測因子を解明する.
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研究成果の概要 |
本研究では、認知や行動のエラーは年齢とともに増加するが、高齢ドライバーは精神的な負荷がかかる状況で衝突の危険にさらされた場合でも、右足でブレーキを踏むスペースを確保することで事故を起こす可能性が低くなることがわかった。 対処能力のある高齢ドライバーは左足が地面に対して垂直になり、体が不安定だった。 この結果はシミュレーターでの運転挙動とは異なりましたが、この違いが衝突事故の原因であるとは特定できませんでした。 交差点付近での高齢ドライバーの左足の姿勢から、対処スキルを70%の精度で予測した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢ドライバーによるブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いによる事故が増加しています。 最近の研究では、シミュレーターを使用して運転行動によるブレーキミスに備えることで、事故件数を削減できる可能性があると報告されています。 ただし、関連する研究では、シミュレーターでの運転行動が必ずしも現実世界の運転行動を反映しているわけではないことが指摘されています。 本研究では、行動上の予防策としての左足の姿勢に焦点を当て、シミュレーターと公道で取られた行動上の予防策を比較することで、ブレーキの間違いについての洞察を提供します。
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