研究課題/領域番号 |
20K20276
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補助金の研究課題番号 |
17H06184 (2017-2019)
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 (2020) 補助金 (2017-2019) |
研究分野 |
歴史学、考古学、博物館学およびその関連分野
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研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所 |
研究代表者 |
金田 明大 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 埋蔵文化財センター, センター長 (20290934)
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研究分担者 |
村田 泰輔 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 埋蔵文化財センター, 主任研究員 (00741109)
小林 青樹 奈良大学, 文学部, 教授 (30284053)
山口 欧志 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 埋蔵文化財センター, 研究員 (50508364)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
25,610千円 (直接経費: 19,700千円、間接経費: 5,910千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
2017年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | LiDAR / 遺跡 / 未発見遺跡 / 物理探査 / SLAM / 地理情報システム / 地形解析 / 地中レーダー / 防災 / 春日山 / 三笠山 / 春日大社 / 祭祀遺跡 / GIS / 分布調査 / 遺跡保全 / 遺跡探査 / 大神神社 / 考古学 / 地理情報 / 三次元計測 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は把握が十分でない、あるいは未知の遺跡の分布について、LiDAR(レーザー計測)や物理探査技術などの技術により把握を試み、その可能性と限界、研究および保護に資する手法の確立を目的とする。LiDAR計測を用いた森林内の地表面データによる微地形の確認を軸として人為的な改変の可能性のある個所を抽出し、現地踏査と物理探査を用いてその実態を明らかにし、従来困難であった森林内の未知の遺跡を把握する。
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研究成果の概要 |
地形情報などを通じて未発見および詳細がわかっていない遺跡の存在の有無を検討する研究である。空中及び地上LiDARなどの技術を用いて計測された地形データから、人工的な地形改変や利用しやすい平地などの確認を進めた。成果を基に実際の踏査を進め、春日山および木津川市の須恵器窯など、遺構の確認をすることができた。また、採集資料などによる該当地の遺跡情報の検討、広範に普及可能な技術の検討、開発、試行をおこない、実用可能な技術を開発することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
未発見の遺跡や詳細が分かっていない遺跡を地表計測の情報から発見する研究です。日本にはまだ知られていない数多くの遺跡が存在していると考えられます。これらを明らかにするために地表面の三次元計測データからまず人為的な改変の痕跡を探り、現地の踏査や最終遺物の調査、物理探査などより詳細を把握する手法を用いて検討をおこなうことを進めました。詳細の取得は野外活動の抑制など十分にはできませんでしたが、その基礎的な技術の検討や機材・方法の開発を進めることができました。
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