研究課題/領域番号 |
20K20324
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補助金の研究課題番号 |
18H05303 (2018-2019)
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 (2020) 補助金 (2018-2019) |
審査区分 |
中区分1:思想、芸術およびその関連分野
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研究機関 | 国立音楽大学 |
研究代表者 |
久保田 慶一 国立音楽大学, 音楽学部, 特別研究員 (70170032)
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研究分担者 |
大島 路子 (大島路子) 桐朋学園大学, 音楽学部, 非常勤講師 (70764116)
大類 朋美 国立音楽大学, 音楽学部, 非常勤講師 (80587999)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 音楽教育 / 音楽家の社会貢献 / 音楽鑑賞教育 / ティーチングアーティスト / 音楽家の職業 / 音楽鑑賞 / 芸術教育 / 社会貢献 / ティーチング・アーティスト / 双方方向演奏会 / コアカリキュラム / 音楽専門教育 / 音楽人材育成 / アウトリーチ |
研究開始時の研究の概要 |
1年目は、研究協力大学での短期養成プログラムの開発、アメリカでの音楽院での現地調査、ジュリアード音楽院のカバニスを招聘して、研究協力大学でのワークショップの実施する。 2年目は、研究協力大学において、半期(15回)による養成講座を実施するほか、短期養成講座を実施する。バークリー音楽院のワレス氏を招聘して、ワークショップを実施する(延期)。また研究代表者と分担者の研究成果の公表を行う。 3年目は、公開シンポジウムを開催し、研究成果を公表する。またブース氏を招聘し、講演会とワークショップを実施する。「カリキュラムスタンダード」を策定して、全国の音楽大学に配布する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、日本の主要な11の音楽大学(学部)の連携事業として、ティーチングアーティスト養成のためのコアカリキュラムを作成するための基礎研究を実施することにある。音楽のテーィチングアーティストとは、聴衆に対して一方的に音楽を提供するだけでなく、双方向的なやりとリ(教育的プログラム)を通して、双方向的演奏活動を行う演奏家である。音楽大学(学部)の卒業生は今後このような活動に従事することが多く、大学での教育が求められる。本研究においていくつかの大学において通常の授業科目として実施されるようになり、今後多くの音楽大学(学部)での実施が可能となる環境整備をすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ティーチングアーティストという概念は1980年代のアメリカに誕生したが、日本ではアウトリーチ活動の一環として、その方法が導入された。しかし大学の教育課程として学生たちにティーチングアーティストの理念や方法を学ぶ機会が与えられることがなかった。本研究ではアメリカから研究者や実践家を招聘あるいはオンライン講座を実施することで、多くの学生に教育の機会を提供し、大学の正規科目として実施する大学もあった。今後、音楽大学(学部)の卒業後の活動支援として、多くの大学で教育課程への導入が期待される。
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