研究課題/領域番号 |
20K20768
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分7:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
恩藏 直人 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (70194652)
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研究分担者 |
須永 努 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (20438914)
藪野 健 早稲田大学, 理工学術院, 名誉教授 (30239834)
岩下 仁 神奈川大学, 経済学部, 准教授 (30608732)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2022年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | アート志向 / 製品開発 / センサリーマーケティング / クロスモーダル / センサリー / 知覚 / マーケティング / アート |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、芸術家の創作プロセスに光を当てることにより、芸術家特有の創作視点や創作プロセスを明らかにする。そうした芸術家特有の志向を「アート志向」と呼び、アート志向の特性を幾つかの下位概念として抽出する。日本藝術院賞や二紀展文部大臣賞などに輝く現役芸術家である藪野健名誉教授を共同研究者に加えたことにより、同名誉教授の人的ネットワークを用いて、二紀会や日本藝術院といった日本の有力美術団体に所属する芸術家を対象にアンケート調査を実施し、アート志向尺度を開発する。
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研究成果の概要 |
アートと音楽の結びつきに注目し、特に音楽を聴いた消費者が、その後に見たアート作品やアートが盛り込まれた製品に対して、どのような評価を行うかについて検証した。初年度には、国内においてパイロット調査を実施したほか、次年度には、研究の一般化可能性を高めるための調査を海外にて実施した。以上の結果は、2021年度に海外にて学会報告を行っている。2023年度には、オンライン実験や、実際の店舗を活用したフィールド実験により一定の成果が見られたため、再び海外学会で報告したほか、論文として海外学術誌に投稿した。 2023年度は、上記に加え、7名の画家に対するヒアリングをもとに論文を発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マーケティングにおける製品開発研究では、これまで、市場志向のほかに製品志向やデザイン志向など、様々な志向に関する研究が試みられている。我々は、新たに、アート志向の解明を試みるべく複数の芸術家へのヒアリングを実施した。これによって、導出されたアート志向は、これまでの志向に関する研究を前進させ、新たな志向として実務的にもインパクトを与えることが期待できる。さらに、音楽とアートを新たな視点で結び付けることにより、これまで試みられてきているクロスモーダル研究に関しても一定の示唆を与えることに成功した。
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