研究課題/領域番号 |
20K20845
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
浅田 匡 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (00184143)
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研究分担者 |
田中 孝尚 神戸大学, 附属学校部, 附属幼稚園副園長 (00868606)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 保育のわざ / 机上シミュレーション法 / 教師の動線 / 教師の思考内容 / 保育 / 幼稚園 / 動線 / 思考内容 / 机上シミュレーション / 幼稚園教師 / 教師のわざ / 教師の思考 / わざ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,机上シミュレーション法を開発し,幼稚園教師の判断・思考と行為との関係を明らかにすることが目的である。教師の保育の動き(動線)は教師のスキルとして重要であり,教師の判断・思考と行為との関連を捉えるには適しており,兵庫県内の国公立幼稚園を対象とする。 机上シミュレーション法は,模造紙上に幼稚園の平面図を印刷し,そこに幼稚園の施設と園児を配置し,保育者が想定する動線を描きながら思考内容を発話する方法である。この方法によって教師の判断・思考と行為との関係のパターンを抽出し,その関係を明らかにすることができる。この点は,教師教育研究上の意義は大きいと考えられる。
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研究実績の概要 |
神戸大学附属幼稚園3名,神戸市内の公立幼稚園1名の教師を対象に,机上シミュレーション法により,保育活動中の教師の動線及びそれに伴う思考内容についての調査を行った。また,机上シミュレーションを行った保育について,実際の保育をビデオ収録し,その後インタビュー調査を行った。昨年に加えて,教師への質問として,子どもの学習評価という観点を加えた。遊びをベースとした保育活動において,教師はどのように子どもが認知能力や非認知能力を学んでいるかを評価しているか,そのための教師はどのように動いているか,が中心である。 対象とした保育は,いわゆる自由保育であり,対象園児は4歳児及び5歳児であった。また対象としたすべて教師の教職年数は1人を除いて10年以上であった。 教師の動きとして,園児それぞれが遊びに入ることができるような全体をコントールするための動線と,遊びが始まった後にそれぞれの遊びのグループに必要と考えられるサポートを行うタイミングでの動きが,保育設計段階では考えられていることが示唆された。また,1つの遊びグループに対して,その遊びの展開をチェックするために教師は移動しているようであった。教職経験10年未満の教師についても同様ではあるが,実際の保育においては,1つのグループにかかわる時間が長くなり,保育計画とは異なり,子どもの遊びに教師の動線が影響されることが伺えた。今後は更なる詳細な分析を行う必要がある。
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