研究課題/領域番号 |
20K21633
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分55:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
大塚 隆生 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (20372766)
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研究分担者 |
山口 浩 東京医科大学, 医学部, 兼任准教授 (20510697)
三森 功士 九州大学, 大学病院, 教授 (50322748)
又木 雄弘 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 特任講師 (10444902)
蔵原 弘 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (70464469)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 膵癌 / IPMN / ゲノム / 予防 / ゲノム医療 / クローン拡大 / 早期診断 |
研究開始時の研究の概要 |
膵癌の危険因子である膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN; Intraductal Papillary Mucinous Neoplasm)に注目し、同一膵内に膵癌と膵IPMNが発症する機序を遺伝子解析に基づくクローン拡大(慢性刺激→共通のドライバー遺伝子変異による臓器全体の遺伝子変異と前癌病変の蓄積→別のドライバー遺伝子変異による膵癌とIPMNの選択と拡大)から解明し、膵癌早期診断に有用なバイオマーカーを探索する事を目的とする。本研究は、膵癌発癌過程の機序を一気に解明する学問的意義のみならず、内視鏡で癌の早期診断を得意とする本邦の技術を世界へ向けて発信し社会的意義も有する極めて挑戦的な研究である。
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研究成果の概要 |
IPMNを良性にとどまらせる可能性があるドライバー遺伝子変異XXX(結果を未発表のため具体的名称の記載を省略)を同定しえた。このXXX変異が併存膵癌を合併しないIPMNには起こっておらず、併存膵癌を発生させるIPMNに特徴的な遺伝子変異である可能性が示唆されるとともに、XXX変異を基軸としたクローン拡大を起こしている膵臓に発癌のリスクがあるという仮説を支持できる可能性も示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
危険因子を有する膵癌発癌過程の機序を解明する学問的意義のみならず、膵癌早期診断法の技術を世界へ向けて発信し、広く世界人類の健康に大きく寄与する社会的意義も有する
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